国葬反対、国会正門前行動に労組など4000人 ― 2022/09/01 14:17
安倍元首相の国葬に反対する大行動が8月31,国会正門前で行われ、4000人が参加した。全労連、全労協、平和フォーラム、市民団体などが旗を掲げて参加。7年前、戦争法案阻止へ「アベ政治を許さない」を掲げた国会行動に匹敵する大集会となった。立憲民主、共産、社民、沖縄の風などがあいさつ。主催は「安倍元首相の『国葬』に反対する実行委員会」、呼びかけは総がかり行動実行委員会。「法的根拠のない国葬に税金を使うな「安倍氏と旧統一教会は深い関係がある。大きな声で国葬反対を訴え続けよう」「民主主義を壊すな」「世論の声を聴け」とアピールした。
野党は連携を、自治労委員長、国葬に反対 ― 2022/09/02 16:35
自治労の川本委員長は8月30日の定期大会あいさつで、「国葬の強行は国会軽視の一方的な閣議決定できわめて問題だ。国民の反対は大きい。弔意を強いることは憲法に保障された思想・信条の自由を侵害するもので、断じて認められない」と強調した。また立憲に対しては「政権と対峙し、野党第一党として野党間の連携に尽力してほしいい」」と述べた。
来賓あいさつした立憲の代表も「国葬は法律になく、立憲主義に反する。国民に弔意を強いることはあってはならない」と述べた。
無言館で新たな発見、50年ぶり遺作との出会い ― 2022/09/03 13:06
戦没画学生慰霊美術館の「無言館」(長野・上田市)ができるまで、全国を旅して遺族らの思いに触れる実話を描いた日本テレビ(8月27日)のドラマに、新たな発見があった。来館者ノートに、「私 来ました、とうとう ここに」と記した女性。開館を報道した新聞記事に載った若い未完の「裸婦」像は本人。「生きて帰れば、続き描く」との言葉を胸に独身。50年を経て遺作に会う恋人との涙の出会い。
私も無言館を訪れたことがあり、館長・窪島氏の著書も数冊持っているが、今回のドラマで改めて国による戦争の残酷さを感じさせられた。残された絵画を求めて全国を旅し、遺族らの思いに触れる。脚本は劇団ひとり。寺尾聰、浅野忠信、檀ふみなどが好演している。
JAL解雇解決へ浦和など各地で行動、 ― 2022/09/04 20:59
労働フォーラム【9月1日】木
JHUら支援者が埼玉・浦和など各地で行動―「納得いく解決を」
神奈川の水谷正人氏が産労9月に巻頭言「JAL争議。いまが旬。いまが頑張りどき」
JHUら支援者らが、JAL解雇争議で「納得いく解決を」と、復職と解決金の要求実現を掲げて各地でねばり強い運動を展開している。埼玉・浦和では8月30日の夕、JR駅頭で「JALは解雇争議を解決せよ」の横断幕を掲げて宣伝行動を展開した。
マイクを握った組合員たちは「2組合は終結したが、わたしたちは闘っている。解雇された者が、非雇用の個人業務委託とされることは問題だ」「解雇の必要性もなく解雇されて11年8カ月。なんとしても解雇解決をめざす」「解雇解決なくして、安全なし」と訴えた。
参加者は、全労協前幹部や全労協単組、全労連・埼労連関係者、JHUなど22人で、通行人にビラを配布し、支援を呼びかけた。
2労組が終結した後も各地で支援行動を展開。8・11には130人が羽田スタンディングに取り組み、松山、岡山でも行動を実施。JAL本社前アピール行動や横浜、東京・高田馬場の他、都労委調査で国交省前でも定例宣伝行動を行っている。
■「JAL争議。いまが旬。いまが頑張りどき」―神奈川・水谷氏の巻頭言紹介
神奈川労連などのシンクタンクの役割を担う「かながわ産業労働センター」の月報・産労センター9月号に水谷正人氏の巻頭言が掲載されている。水谷氏は元神奈川労連議長で神奈川県労働委員会の労働側委員を務め、「JAL闘争を支援するかながわ連絡会」の共同代表の一人。
巻頭言で注目されるのは、水谷氏が労働委員会でかかわった事件で、今回のJALのように雇用責任を回避した労使合意策が破綻した例を紹介していることだ。茅ヶ崎市にある大手機械メーカーの製造ラインが廃止され、50人余の人員削減・再雇用策で大手派遣会社のパナソに職業紹介・再雇用保障する労使合意があった。しかし、この使用者の雇用責任回避策では再就職できず、県労委の斡旋申請となり、パナソ契約を破棄して、関連会社に再就職させることで解決した事件である。
JALの場合、「業務委託による職務の提供」(雇用によらない働き方)として、個人委託契約で終結している。会社は雇用者責任も使用者責任も免れ、働く者は労働法制が適用されないことになる。水谷氏は「他の争議解決に持ち込まれたら被害甚大」と指摘している。
巻頭言では、JAL争議11年半を闘い続けて、JAL、国交省、客乗争議団、乗員争議団、弁護団、支援する労組、団体、学者・研究者、国会議員、個人と、JAL争議関係者のすべてが結集・登場する「舞台」となっていると指摘。都労委の公労使委員のメンバーは最高水準の人たちだと紹介。「いままさにJAL争議は頑張り時であり、ご支援を心から訴えます」と強調している。(ジャーナリスト・鹿田勝一)【JAL闘争レポート68号】
アマゾンで労組結成相次ぐ、横須賀、長崎など ― 2022/09/07 14:55
インターネット通販大手のアマゾンジャパンで組合結成が各地で相次いでいる。神奈川では6月に全国ユニオンの「東京ユニオン・アマゾン配達員横須賀支部」が結成され、9月5日には2番目として「長崎支部」が15人で結成された。横須賀支部では、下請け会社との協議で勤務時間の上限1日13時間、週60時間などの徹底や、取り扱い荷物量なども協議している。
会社は配達員を個人請負労働者として、組合を認めていなく、「話し合い」として協議に応じている。組合はアマゾンや下請会社の指揮命令を受けているとして、労組法、労基法とも労働者性があるとし、契約を労働協約に改めように求めている。
ホワイトカラーも組合を結成し全国ユニオンに加盟。会社の団交拒否や解雇を不当労働行為として都労委で係争中である。
菅俊治弁護士は、アメリカでは運輸のチームスターや流通関係の産別など4組織が組織化で活動。倉庫で働く労働者で4000人規模が中心で、「倉庫労働者を組織すれば、ストの場合、ドライバーまで影響し、効果は大きい」と語っている。
連合のworaq500人の会員のうち、運輸関係は20人とみられる。
会社は配達員を個人請負労働者として、組合を認めていなく、「話し合い」として協議に応じている。組合はアマゾンや下請会社の指揮命令を受けているとして、労組法、労基法とも労働者性があるとし、契約を労働協約に改めように求めている。
ホワイトカラーも組合を結成し全国ユニオンに加盟。会社の団交拒否や解雇を不当労働行為として都労委で係争中である。
菅俊治弁護士は、アメリカでは運輸のチームスターや流通関係の産別など4組織が組織化で活動。倉庫で働く労働者で4000人規模が中心で、「倉庫労働者を組織すれば、ストの場合、ドライバーまで影響し、効果は大きい」と語っている。
連合のworaq500人の会員のうち、運輸関係は20人とみられる。
フード連合、共闘強化と組織拡大リスト ― 2022/09/10 15:29
食品関連13部会で運動するフード連合は9月5日、東京で定期大会を開いた。議案では22春闘で連合平均を上回る6135円の賃上げやベアでは中小が大手を上回る成果を評価。物価高などの23春闘については「相場形成・波及効果ヘ共闘体制の強化」を提起している。春闘体制では「共闘先行組合会議」「中小労組春闘推進介護」を設置。組織拡大では「ターゲット」を設け、前進を目指している。
組織拡大では、「マスターリスト」をもとに2030年までに「ターゲット」を設定。「自社内」では13部会で68組合、「関連グループ」で゙119組織、その他で69組織を上げているのが特徴である。
組織拡大では、「マスターリスト」をもとに2030年までに「ターゲット」を設定。「自社内」では13部会で68組合、「関連グループ」で゙119組織、その他で69組織を上げているのが特徴である。
ラグビー関東大学対抗戦が開幕、明治好発進 ― 2022/09/12 16:18
ラグビー関東大学対抗戦が開幕した。昨年優勝の明治は33対12で筑波に競り勝った。前半、筑波に2トライと先攻されたが、逆転トライを重ねて勝利。SHとSOが健闘した。
金属労協2023春闘で実質賃金引上げ重視 ― 2022/09/12 16:35
金属労協は定期大会を開き、2023年春闘に向けて、22年度の過年度物価上昇率を2%程度と見通している。そのうえで。、金属産業にふさわしい賃金水準や「成果の野公正な配分」、物価上昇に対応して実質賃金の引上げを図っていくことが基本になるとの見解を示している。
あいさつした金子議長は組織の見直しにふれて、活動を国際活動と人材育成に特化し、春闘などの活動は連合に移管する方針を提起。春闘のJCはこれからも守りつつ推進体制を構築しついくと述べた。
討論では、産別の春闘に対するスタンスの違いを垣間見せた。自動車は国際交流と人材育成を発言。電機は「日本の実質賃金は諸外国と比べて低迷している。賃金改善は社会的要請であり、金属労協は賃金相場を形成する重要な役割を担っており、引き続きリーダーシップを」と主張、JAMも「物価対策や価格転嫁の取り組みを」と主要。基幹労連は産業政策の重視を発言した。
役員では8年間事務局長務めた浅沼氏が退任し、梅田利成氏(電機連合)が選出された。
あいさつした金子議長は組織の見直しにふれて、活動を国際活動と人材育成に特化し、春闘などの活動は連合に移管する方針を提起。春闘のJCはこれからも守りつつ推進体制を構築しついくと述べた。
討論では、産別の春闘に対するスタンスの違いを垣間見せた。自動車は国際交流と人材育成を発言。電機は「日本の実質賃金は諸外国と比べて低迷している。賃金改善は社会的要請であり、金属労協は賃金相場を形成する重要な役割を担っており、引き続きリーダーシップを」と主張、JAMも「物価対策や価格転嫁の取り組みを」と主要。基幹労連は産業政策の重視を発言した。
役員では8年間事務局長務めた浅沼氏が退任し、梅田利成氏(電機連合)が選出された。
連合会長の『国葬」出席にきしみ ― 2022/09/20 15:20
安倍元主将の首相の礼賛・弔意となる国葬は、国民の6割超が反対する中で9月27日に強行され理ことになる。連合の芳野会長、は9月15日の記者会見で国葬に出席すると表明した。国葬については「反対が賛成を上回っている」「決定プロセス過程や法的根拠に問題があり、政府に説明を求める」「国葬と安倍政権の政策評価は分けて考える」と表明した。
一方出席の理由として、「外国から多くの来賓が来るなかで、労働者の代表が参加していないとどうみられるか。政労使協議は国際基準であり、ナショナルセンター連合としての役割を果たすため、労働者を代表して弔意を示す必要があると考え、苦渋の決断だが、連合会長として出席せざるを得ないと判断し、理解をえた」と述べた。
連合会長の国葬出席について、3役会や中執会議では「欠席してほしい」「組合員にネガティブな影響を与える」「強い懸念と大きな疑問がある」などの意見も出されたという
記者会見では質問として、「政労使関係から出席せざるを得ないとしているが、ドイツなど欧州では政労使参加体制でも労組は政府の政策に反対するデモも行っている。国民の多くの反対の声に背を向けてまでの出席でなく、別の対応((国葬に参加しない)をしても、政労使関係は維持できるのではないか」などの質問も出された。「国葬と安倍政策の評価は分ける」と言っても、岸田首相は国葬の理由の一つとして「安倍政権の業績」を上げている。しかも安倍元首相は「反共・反社会的集団」の統一協会と癒着していたとされ、国葬との関係で極めて問題とされている。「労働者の代表」についても、全労連、全労協は国葬反対であり、中立組合もあり、実態とは言えない。
曼珠沙華咲く ― 2022/09/22 15:59
曼珠沙華咲く
近くの白幡観音の曼珠沙華。彼岸花、秋分である。
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