学術会議任命拒否の6人が政府に情報開示請求、訴訟も辞さず2021/04/27 17:36

菅首相の学術会議6人の任命拒否に対して、6人全員が政府に「自己情報開示請求」を4月26日付で行なった。任命拒否や経緯について内閣官房や内閣府が保有する全文章の開示を求めている。政府が文章の開示を拒んだり、黒塗りの場合は訴訟も検討する方向だ。 首相の学術任命拒否は憲法23条の学問の自由の否定となり、思想信条の自由、表現の自由の侵害にかかわる。学術会議総会でも6人の任命を求めることを決議している。学者・文化人125人も任命を求め、法律家・弁護士らも行政文書開示請求を行った。 昨年10月の会見では記者から「違憲・違法として告訴されるのか」などの質問も出されていたが。今回、訴訟も辞さずと踏み込んだ。