ドイツ金属労組ストで賃上げ2・3%と週休3日協約2021/04/01 14:32

ドイツ金属労組が3月30日、賃上げ2・3%と週休3日も可能とする労働協約を金属経営団体と締結した。コロナ禍でも雇用保障と賃上げ4%を掲げて、3月2日から全国の職場で警告ストを展開した成果だ。日本の大手金属労組のベアゼロ、分散、スト無し決着とは大きな違い。ベルギーでも2つのナショナルセンターが29日、賃上げ、雇用保障で24時間の全国ストを展開している。闘い無しには賃上げ無しを示している。

金属労協ベア組合38%で8年ぶり最低、中小健闘2021/04/03 18:03

金属労協は大手、中小を含む3180組合の回答集計(4月2日】を発表した。賃上げ獲得は1296組合で、うちベアは38・4%の5498組合平均で1254円と昨年より56円プラス。 ベア獲得組合数は14年以降で約6割がベアゼロかベア見送りと深刻だ。獲得水準も大手(76組合)923円だが、中小(282組合)は1400円で大手を上回っている。 会見で自動車総連の定昇・ベアの「白紙回答表示」について、記者から「産別はともかく、金属労協の賃上げ波及など社会的役割から問題ではないかと」の質問がだされた。高倉議長は「社会的責任放棄と言うが、要求は個別賃金であり。手法の違いだ。情報を隠しているともいわれるが、出口の結果は出している」と答弁。結果を公表したらどうか。

サントリーバレットのすごいトライ2021/04/05 13:45

ラグビー・トップリーグ戦の4月3日。秩父の宮。サントリーのバレットの美技に感嘆。ゴールライン近くに約30メートルのキツクパスをしてトライにつなげた。後半、クボタに26対26と追いつかれると、最後の2分間でSO(10番)からFB(15番)にポジションを変えて、約20メートル独走して殊勲のトライデ33対26で勝利。日本野ラガーマンにはみられないオールブラックス出身のすごさだ

JAM交渉力発揮、大手、中小とも健闘、付加価値還元も2021/04/05 14:21

JAMの4月2日の妥結平均は5026円で、ベアは229組合平均1332円と昨年より30円増。先行相場を土台に歯止め設定と賃金水準引き上げをめざし、安河内会長は「厳しさのなかで組合の交渉力の発揮」と評価している。付加価値還元でも20年に309組合が取り組み、53組合が会社と取引先企業に単価改善を要請し、19社で改善を実現した。21年でも約300組合が取り組んでいる。

UAゼンセン,賃上げ昨年プラスを維持、働き方でも改善2021/04/06 22:16

UAゼンセンは4月6日、春闘の3月末の妥結結果を発表した。獲得水準は満額獲得を含め371組合の加重平均で6554円(2.24%)で昨年を67円上回っている。連合の1・82%を大幅に上回り「産業間格差是正が進んでいる」と指摘。業種別では食品スーパーが昨年プラス912円や家電量販店、食品製造などが昨年を上回り、パートの賃上げ率は2・31%と6年連続で正規を超えた。年2回7日以上の連続休暇の完全取得や時短、定年延長、非正規の一時金、退縮金など裁判で論点の待遇改善でも前進している。 UAゼンセンは会長が妥結権を有しており、コロナ禍でも要求に幅を持たせつつも強い産別統一の産別力を発揮。松浦昭彦会長は会見で「コロナ禍の特異な春闘だが、厳しくても昨年並みにこだわり、上積みをめざし、正規を上回る非正規の賃上げ率をめざし効果を発揮している」と評価した。

反貧困ネット全国集会2021、貧困の拡大・深刻化2021/04/09 15:53

「反貧困ネットワーク全国集会2021」が4月4日、東京新宿でZOOM併用で開かれ、約100人が参加した。タイトルは「生きてくれーコロナと貧困」。コロナカで失業、野宿、住宅貧困、生活保護、医療棄民など日本の労働、福祉政策の脆弱性が告発され、運動での是正成果も報告された。08年の派遣村以上に労働破壊と年齢・貧困問題の多様さと深刻さを見せている。医療では、費用の払えない外国人を病院の自動車で元の野宿の場所に運ぶという東京・杉並の病院の事例も。あたかもアメリカ・マイケルムアの映画のような医療病院荒廃と残酷さだ。 主催者あいさつで宇都宮健児弁護士は「経済効率優先でなく、命と暮らし、人権重視に社会に変えよう」と訴えた。反貧困ネットは生活困窮者に労働機会や住宅、生活保護申請、提言など15項目の事業を行うために社団法人に組織変更した。集会に先立ちサウンドデモも行った。

連合ベア1・82%、中小健闘2021/04/12 10:41

連合の賃上げ結果はコロナ禍で厳しさを示した。賃上げの第3回集計(4月2日)は平均賃金で5463円と昨年より298円マイナス。率は1・82%でベア要求を復活させた14年以降で最低となった。ベア獲得組合は賃金要求組合のうち、わずか42%の898組合で1675円(0・57%)と昨年を285円上回った。規模では99人未満が0・64%増と健闘。パートの賃上げは22・52円(2・20%)である。働き方は時短など47項目で多岐にわたる成果を上げている。

全労連回答、昨年プラスを維持2021/04/12 10:54

全労連の賃上げ回答は3月10日の第一次回答から、第2回、第3回集計昨年を上回り、第4回集計(4月8日)でも単純平均で゙4896円(1・85%)と昨年を52円上回っている。産別では生協労連、医労連、建交労運輸などが昨年プラスを確保している。パートの時給増は14・6円(1・23%)である。政策要求では時短、均等待遇など多様な処遇改善も実現している。

俳句、タンポポ、空に伸びる2021/04/13 16:03

春の季語となるタンポポ。俳句。鋸状の葉は地面をはい、花茎が空に伸び、頂に黄色の花を咲かせ、冠毛の実が春風に乗ってどこまで飛んでゆき、地に落ち、種子となり、花を咲かせる。ところが鉢のタンポポは葉も茎も花も空に伸びる。写真に撮る。

デジタル関連法案廃案を、国会前集会2021/04/17 17:54

デジタル関連法案反対を掲げた国会前集会が4月7,13日に開かれた。法案は個人情報が本人抜きに国に一元化され、個人の所得、医療、思想信条、犯歴、社会的身分など原則収集禁止の規制緩和となる。集会では廃案が呼びかけられた。参加は組合、市民など約130人。