UAゼンセン,賃上げ昨年プラスを維持、働き方でも改善2021/04/06 22:16

UAゼンセンは4月6日、春闘の3月末の妥結結果を発表した。獲得水準は満額獲得を含め371組合の加重平均で6554円(2.24%)で昨年を67円上回っている。連合の1・82%を大幅に上回り「産業間格差是正が進んでいる」と指摘。業種別では食品スーパーが昨年プラス912円や家電量販店、食品製造などが昨年を上回り、パートの賃上げ率は2・31%と6年連続で正規を超えた。年2回7日以上の連続休暇の完全取得や時短、定年延長、非正規の一時金、退縮金など裁判で論点の待遇改善でも前進している。 UAゼンセンは会長が妥結権を有しており、コロナ禍でも要求に幅を持たせつつも強い産別統一の産別力を発揮。松浦昭彦会長は会見で「コロナ禍の特異な春闘だが、厳しくても昨年並みにこだわり、上積みをめざし、正規を上回る非正規の賃上げ率をめざし効果を発揮している」と評価した。