8年ぶりの政労使会議も中身は希薄2023/03/31 18:27



岸田政権は「この30年間、想定されたトリクルダウンは起きなかった。この問題に終止符を打ち、賃金が毎年伸びる構造的な賃上げを作る」(1月4日の会見)との表明も踏まえ、8年ぶりに「政労使会議」(正式名称は政労使の意見交換会)を連合春闘ヤマ場の3月15日に開き、経団連の十倉会長、連合の芳野友子会長も参加した。会議では「労務費の価格転嫁」「最賃を今年中に時給1000円達成」「構造的な賃上げへ労働移動など労働市場改革」などが提起された。
会議では新たな内容はなく、労務費の価格転嫁の協議は既に「振興基準」で明記されており、最賃1000円も本来は2020年までの実現が政府公約だった。政府の財政負担を伴う具体的な中小支援策はほぼゼロであり、「パフォーマンではないか」との声も連合産別から聞かれる。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://shikata-katsuichi.asablo.jp/blog/2023/03/31/9573501/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。