鹿田勝一 労働フォーラム　blog

全労連などの３・８第一次集計では単純平均で６３９５円(2･81％)で昨年を８７９円(0･49％)上回った。水準は23年ぶり、率では２６年ブルに高さである。加重平均は５６４５円(2･07５)で昨年を710円増(0･20％増)にとどまっている。
記者会見では「低額回答にストライキ！交渉続く」「物価高騰を上回る賃上げを」の横断幕が掲げられた。黒澤事務局長は「賃金上げろの運動とストを背景にした闘いの成果だ。しかし実質賃金の低下を防ぐこともできない低額回答といわざるを得ない。さらに要求に見合うベアの再回答を求めて闘いを続ける」と語った。パートなど非正規は３２・５円(1･68％)で、昨年を9・3円上回っている

　

連合ヤマ場の対応、問われる調整。指導力

連合はヤマ場に向へ「要求を取り切る決意」を宣言し、闘い方では「先人たちの闘争継続」も確認した。連合春闘33年。先人たちは「高額産別・単組グループの先行と、厳しい産別の妥結を遅らせる」「一発回答でなく、上積み回答をめざす」「スト体制」などに挑戦。中小共闘やベア有志共闘も設置した。23春闘ではベア３％獲得ヘ、連合の調整・指導力が問われている。