連合参院選方針、地方の判断に配慮も2022/02/23 16:31

連合が参院選挙方針、候補者調整にタガ、野党共闘で「地方の判断」配慮 20220217木 連合は参院選方針を2月16日に決定した。1月の素案と同じく支援政党を明示してない。構成組織から懸念の声もあり、補強・修正として立憲民主、国民民主と連合の政策実現に向けて引き続き「連携」を図ることを基本との表現を追加した。一方、連合と「目的や基本政策が大きく異なる政党等と連携・協力する候補者は推薦しないとして、「目的」で共産党との協力を否定し、新たな修正として「基本政策が異なる」も加筆して維持の協力も否定した。異論の多かった推薦の取り消しに関しては、「地方連合の申請にもとづき」を加筆修正した。 ★連合は参院選で産別組織内候補9人を擁立。立憲=自治労、基幹労連、JP労組、日教組、情報労連。国民=UAゼンセン、自動車、電機、電力。 ★会見で芳野会長は「地域の判断」に触れて、「共産党とは考えが違うことを念頭に置き、後は地域の判断」とハードルを設定した。 ★質問で「自民にも門戸を開くのか」には「ありません」と拒否した。一方、2月17日には芳野会長と自民党の小渕組織運動本部長が密に会ったと報じられ、「自民の揺さぶり」とも指摘された。さらに国民民主は2月22日、政府の新年度予算案に賛成した。国民民主内に亀裂が生まれ、立憲は反発。「自民にすり寄り」「与党化宣言」「進む野党分断」「自民歓迎」と報じられている。連合と国民民主は、野党共闘を否定し、自民を利するだけでなく、自公など与党側に与するのか。立ち位置が問われている。