連合加盟のJAM も原発再稼働に慎重2012/06/01 12:19

 連合加盟のJAMは5月29日の中央委員会で眞中会長が原発問題について「まずは安全性の確保・地域の理解」のうえで再稼働は慎重に判断すべきとの見解を表明した。連合では自治労も「再稼働反対」を表明している  
                                  
 野田政権は関西の大飯原発の再稼働を容認すの方向だが、福島原発事故の避難民のことも不問に、危険な原発の再稼働を容認すののが民主党政権か。また、大阪の橋下市長の再稼働反対から再稼働容認への変節も問いたい。敵をつくるハシズムは財界に弱いことを露呈した。

722万人 と史上最高の脱原発署名を集約2012/06/07 13:44



 脱原発署名が 722万2297人にのぼり、5月末までで史上最高を記録した。労働組合の組織集約もあるが、特徴は市民グループや一人ひとりの市民の署名が多いと、平和フォーラムの五十川事務次長は語る。 6月 6日、日比谷野外音楽堂で開かれた「許さない!大飯原発再稼働 さよなら原発1000万人署名 第一次集約集会」には2300人が参加した。             
 各地の署名の取り組み報告でも「保育園で父母、小さな子どもを含め 8万7227人分の署名を集めた」と語るキリスト教関係者。「県民の10%、24万5700人を集めた」と報告する新潟の平和運動センター。署名に書かれたメッセージも紹介され、「沖縄の竹富島では、島の人口340人のうち約半数の150人の署名が集まった」「病院に置いた用紙に次々と署名してもらった」「街頭で500人の署名を集めた」など、草の根の署名運動がめだった。                             
 主催者あいさつは呼びかけ人の3人が行い、鎌田慧氏は「1000万署名を集めきり、歴史に巨大な一歩を築こう」と訴え、大江健三郎氏は「署名は本当のモラルであり、続けよう」、落合恵子氏は「決してあきらめない、自分にも、次ぎの世代にも」と呼びかけた。賛同者の佐高信氏は「福島事故で東電の経営者だけでなく、組合の責任も問われている」と述べ、加藤登紀子さんはオープブニングコンサートで「寿」を歌った。          
 実行委員会は7月16日、東京の代々木公園で10万人規模の大集会を予定し、署名も1000万人の実現をめざしている。

ウオール街占拠と労働運動2012/06/11 17:15



 興味深い研究会があった。「ウオール街占拠運動~労働運動が学ぶべきものはなにか」である。社会運動ユニオニズム研究会と明治大学メディア研究センターの共催で 6月 8日、明大で開催された。講師はニューヨークの組合民主主義協会の運動にかかわってきた活動家のマット・ノイズ氏で、明大の特任講師である。                          
 ウオール街占拠は11年9月17日にスタートし、約2カ月間、金融の町の広場を占拠した。世界に広がり、日本でも10月15日、オキュパイ・トゲザー行動が東京・日比谷公園と、六本木の公園でおこなわれた。
 ノイズ氏は、ウオール街占拠の参加者は高学歴、若くて、白人男性で、無党派が70%を占め、48%がデモ初体験と紹介。ワーキンググルーブがメディア、直接行動、食料など約200あり、指導者がなょてかたで、協議総会方式で運営し、新たな運動の組織運営と紹介した。          
 労働組合は全米運輸労組、看護・看護労働組合、全米自動車労組、通信労組をはじめ、組合ではないがワーカセンターなどが支援声明や事務所貸しなとでサポートし、「99%」のオバマキャンペーンも展開した   
 いま、それぞれのワーキンググルーブに属していた参加者は、環境や反原発、ホームレス支援などの活動を広げているという。    
 日本では労働組合の参加は皆無に等しかったが、ウオール占拠では「一心同体だった」という。2カ月で占拠は排除されたが、反格差を求めた課題は解決していない。今後、どのように継続させるのか不明。やはり継続した運動のためには、カネ、ヒト、モノが必要であり、ソーシャルな労働組合運動の強化が必要と感じた。同時にアメリカのビジネスオニミニズムに対してノイズ氏は「民主主義と参加と平等」が再生に必要と力説。日本の労働組合の強化にも通じることだろう。

消費増税・福祉解体阻止へ初の国会デモ2012/06/21 17:57


 消費増税10%で年間17万円の負担増と福祉解体となる消費増税を阻止しょうと、緊縛した国会情勢の6月20日、初めての国会デモが行われた。全労連も参加した国民大運動実行委員会、中央社保協、消費税廃止各界連絡会議などが主催し、約500人が参加した。              
 デモで「公約違反の野田内閣の退陣!」が叫ばれたのが特徴だ。組合の参加と少なく、民間では医労連、全国一般、自治労連、全教、国公など。職場からの参加はJMIUの2単組。緊急単産委員長・書記長会議が必要な国民的闘争時期ではないか。

再稼働反対官邸前集会・デモに45000人 ネット力で2012/06/23 17:58


 原発再稼働反対を掲げた6月22日の官邸前集会とデモに45000人以
上が参加した。過日、明大で「ニューヨークのウオール街占拠と労働運動」
を講演したマット・ノイズさんと集会で会い、「オキュパイ・オフイシャル・レジデンス」で語る。                       
 参加者は6時10分には1万人、6時50分頃には3万人とふくれあがり
、官邸近くの路上はおしよせる人の波。「こんなに集まってよかった」と抱
き合う参加者たち。労働組合の集会にはみられない新鮮なシーンだ。「地球を殺す気か?ストップ原発」「再稼働は犯罪」「野田退めろ!」などの手作りプラカードが目立った。                      
 右翼も数十人おしかけて、「原発再開」を叫び、一方の右翼は「美しい日
本、古里をまもろう、脱原発」を叫んでいた。             
 それにしてもインターネット・デモの威力はすごい。組合が4万人の組合
員をあつめるのは大変なことだが、ネット参加で勤め帰りの市民が結集するパワーをみせつけた。

24000 人が消費増税ノーの集会とデモ2012/06/26 10:35



 消費増税・原発再稼働反対などを掲げて6・23国民大集会が東京の明治公園が開かれ、全国から24000人が参加した。主催は全労連や全商連民医連、農民連、新日本婦人など。大黒全労連議長が「6・26の国会可決の暴挙抗議し、反対のたたかいを大きく発展させよと」と呼びかけた。

衆議院採決 国会前は静寂 消費増税と福祉破壊2012/06/27 16:05


 消費増税先行・福祉棚上げの悪法が衆議院で民(57人反対)自公の賛成で可決された6・26の国会前は静寂だった。消費税廃止各界連など市民200人集会、一部学生がいるのみ。勤労者には10%年33万円の負担増のみで景気低迷と税収悪化の歴史的悪法。世論の6割は反対だが、運動は弱い。
                                  
 それにしても民主党は国民との約束を裏切り、やらないと公約した消費税をあげ、やると約束した最低保障年金、後期高齢者医療制度廃止を投げ捨てた。国会討論で「地元では民主党は嘘つき、ペテンの政党といわれている。造反は小沢氏ではなく、野田首相の方だ」といわれるしまつ。      
 原発再稼働、沖縄、TPP、公務員賃下げ、骨抜き労働法制、年金改悪な
どを含め、野田政権は国民に背を向け、アメリカと財界から喜ばれる政治が目立つ。選挙での大敗は必至。暴走をやめるべきだろう。

20 万人官邸前集会に子どもも「ノー原発」2012/06/30 13:51

 20万人が原発再稼働反対・脱原発で官邸前を包囲した6・29集会には
子どもも「原発いらない」「子どもをまもれ!」のプラカードをもって母親と参加。犬も「ノー原発」のゼッケンをつけて参加。福島相馬では犬も原発事故で被災している。脱原発は「イヌごとではない」。

20万人が脱原発官邸前包囲 6車線うめつくす2012/06/30 13:58


 「再稼働反対!」「原発ヤメロ!」-20万人の怒りが首相官邸前でとどろいた。6・29の官邸前包囲には1週間で4・4倍と参加者は急増。官邸前から国会南通用門なども人、人であふれ、6車線の道路を埋めつくしたのは空前のこと。勤め帰りの人や親子づれ、東北、長野など各地のほか、組合も組織的に参加し始めた。                          
                                  
 毎週金曜日に行われるツイターデモは、複数の市民組織がつくる「反原発首都圏連合や5の有志が今年4月から行動をよびかけ、当初は300人、5・18に1000人、6・1に2700人、6・8に4000人、6・15
に1万2000人、6・22に 4万5000人、6・29に20万人と膨れあがっている。「人が人を呼び増え続けている」「20万人が参加して、怪我人も逮捕者もゼロ。来週もまた会いましよう」と主催者は語る。    
                                  
 全労連などの春闘共闘・単産・地方代表者会議でも話題となり、「執行委員会で参加を決めた」「福岡でも官邸前集会に参加し、報告してほしいといわれている」「職場からの春闘などに官邸前のエネルギーをいかそう」などが報告された。300人の市民行動が組織された労働組合にも影響を拡大させている。                             
                                  
 60年安保では6月18日にストで参加した組合員や学生、学者、文化人芸能人、市民など33万人が国会包囲・座り込みをして最大行動となった。あれから52年。2012年の7・29には再稼働反対・反原発で「国会大包囲」も計画されている。新たな歴史つくるか、高い関心がよせられている。