UAゼンセン賃上げ6%要求、連合内に波及拡大2024/01/26 12:25

UAゼンセン、24春闘要求で連合に波及拡大、イオングループは協約で7%先行獲得

★UAゼンセンは1月23日、神戸で中央委員会を開き、24春闘の要求としてベアア4%基準、定昇含め6%基準を決めた。パートも同率要求となる。昨年に次ぎ、連合より1%高い水準となる。ベアの内訳は、物価分3%で実質賃金を確保したうえで、生活向上分を1%上乗せしている。流通部門ではベア5%、定昇込み7%を要求する。 ★松浦会長はあいさつで、「昨年の春闘では社会的にも賃上げ相場形成に重要な役割を果たすことができた」指摘。24春闘の要求についても「昨年私たちが6%の要求を掲げたことが、各産別の要求目線を引き上げることにつながっている」と述べ、「より高い妥決水準を導くには、多くの産別が同様の要求で闘うことも重要であり、歓迎すべきことだ」と表明した★。中小には労使で取引価格の是正論議を求め、賃上げ環境整備ヘ政府要請の組織署名を各部会、都道府県支部で強化し、「より高く、より広い」賃上げの実現を呼びかけた。 ★イオングループ(48組合)は労働協約に基づき7%の賃上げを先行獲得し、リーダーユニオンの役割発揮としている。