自働車6年連続でベア要求せず、「上部方針」準拠ヘ2024/01/15 13:59

労働フォ-ラム

自働自働車6年連続で産別ベア要求せず、「上部団体方針を踏まえる」と新提起1

★自動車総連は24春闘でも産別として6年連続してベア要求を設定せず、企業連・単組自決とする方針を1月11日の中央委員会で決めた。★方針では今回新たに「要求の構築に当たっては、上部団体方針を踏まえる」と提起。連合はベア3%以上、金属労協はベア10000円以上(約3%)としている。23春闘では自動車大手は12組合全てで「満額」獲得(ベア額非公表・一部で満額以上)している。 ★金子晃浩会長はあいさつで、労働分配率の低下や先進国から遅れた賃金水準など30年間の状況に風穴を開け、風通しをよくしなければならないと述べ、「その将来は今春の成否にかかっている」と強調。昨年の春闘では一定の成果を上げたが、「実質賃金を上回る賃上げに届かず、生活環境改善に至っていない」と指摘。物価は3%上昇し、24春闘ではすべの働く者の物価を上回る賃上げへ向け「単年度で見ても必要十分な水準」を提起し、「自動車は基幹産業であり、日本経済の牽引役に向けて旗を振って取り組む」と述べた。 ★討論では当欄では、ホンダが「賃金水準で他産業に追い越されるという危機感をもち、自動車産業の魅力と人材確保などから、物価上昇を踏まえた賃上げを」と発言。スズキは「原材料価格の高騰などに対する価格転嫁の取り組み強化」を求めた。 ★日産労連はベア10000円を基本と決め、23年の要求(同6000円以上)から7割増え、要求額としては過去最高となる。本田も要求する方向である。★トヨタは4年連続してベア要求の内容を非公開とし、社会的な春闘に背を向けている。

みぞれ降るラグビー、帝京が明治を破り優勝2024/01/15 14:04

ラグビー、帝京が明治を破り、優勝

ラグビーで1月13日、帝京が34点対明治15点で優勝した。帝京はファードの外人を含めて4トライ。明治は2トライ。対ファードとミスで敗れた。みぞれの国立競技場ラグビーは珍しい。両校に拍手

基幹労連の鉄鋼ベア3万円(10%)、50年ぶり要求2024/01/15 14:17

【労働フォーラム】

基幹労連の鉄鋼50年ぶりベア3万円(10%)要求など

★基幹労連は、24春闘で「2年サイクルの春闘を堅持」しながら、03年の産別結成以来初めて単年度のみの方針を決定。国際情勢や為替の動向など予測が難しい状況や格差是正などを考慮したものである。産別要求はベア12000円以上(約4%)として、各部門で上積みをしている。  ★鉄鋼部門はベア30000円(約10%)で、定昇6900円を加えれば36000円(約12%)引き上げとなり、連合要求5%を大幅に超え、全労連要求の10%と同水準となる。2年前は「22年度3500円、23年度3500円以上」を要求し、妥結は物価高騰を考慮しない3000円2000円にとどまり、造船など他産業と大きな開きが生じていた。24年の要求はインフレ下74年の34800円(31%)以来、50年ぶりの高い水準となる。 ★造船・総合重工部門はベア18000円(5%)、定昇込み7%を要求。昨年はベア14000円(4%)を要求し大手は満額を獲得している。非鉄金属部門はベア15000円(約5%・定昇別)を掲げた。 ★交渉では物価を超える実質賃金を確保した上で、人材投資を求める方針だ。 ★春闘への影響について石橋学事務局長は「大手がパターンセッターとなり、中小業種へ波及させ、春闘の相場引き上げへ」と展望。津村正男委員長は「これまで低い水準を要求し、回答を求めて来た反省もあるが、労使ともにデフレマインドに陥っていた」と方針転換を語り、「デフレ脱却のきっかけへ高い水準を掲げ、高い回答を引き出すことが労働界への波及効果を持ち春闘全体の賃上げへ」と意欲を語っている。 、