JAL解雇争議ヤマ場へ 都労委審問、大集会2024/01/02 15:42

ヤマ場迎えるJAL解雇争議 都労委で斡旋の動き、大規模集会開く

★JAL解雇争議がヤマ場を迎えている。24年1月18日には、都労委で斡旋協議も予定されている。23年12月には都労委で労働側から3人、会社側から2人の証人による証言が行われ、労使の団交でも解決への意向も表明され始めた。12月22日には早期解決へJAL本社包囲大行動も展開され、これまでになく多数の参加者の組合旗ははためいた。ユーチュウブでもライブ配信され、全国から多く人々が視聴し世論にアピールしている。

初日の出、2024年明ける2024/01/02 16:05

初日の出

2024年1月1日の初日の出。新年が明ける。

ラグビー明治が京都破り、帝京と決勝へ、2024/01/03 15:44

ラグビー選手権、明治が京産大を破る、帝京と決勝へ

ラグビー大学選手権で明治が京産大を52対30で破る。展開の早さと前の強さを発揮し8トライで勝利した。ノットリリースなどのミスも目立つ。京産大はモウルで3トライ。帝京は22対12で天理を破る。決勝戦は明治対帝京となる。

24連合年頭会見、春闘でイオンの先行回答話題に2024/01/08 18:14

連合年頭会見、イオングループの先行回答など話題に

連合の年頭会見が1月5日に行われ、24春闘について記者から経営先行で高めの回答発表などについて質問が出された。UAゼンセンのイオンが早くもパートの賃上げ7%を発表したことにについて問われ、松浦ゼンセン会長は「イオングループの労働協約に基づく労使合意であり、産別に連絡があった」と説明した。昨年もイオングループは協約で先行満額回答し、波及効果を発揮。組合は「リーギングユニオンの役割り発揮」としている。ゼンセンはこれまでも春闘では金属回答前に満額先行回答で相場の形成波及に寄与している。

岸田首相が連合互礼会、「物価上回る賃上げ」提唱2024/01/13 16:25

岸田首相が「物価を上回る賃上げ」提唱、連合2024互礼会

★岸田首相・自民党総裁は1月5日、3年連続で連合の新年会(能登半島地震から交歓会を互礼会)に出席。能登半島地震の対策から防災服装であいさつし、日本経済について「この30年間のコストカット経済から、所得も経済成長も好循環となることをめざし、物価上昇を上回る賃上げ」を提唱。政府としても賃上げ促進税制や所得税減税などで実質可処分所得向上へ最大限の対応を取ると表明した。 ★経団連も「デフレ完全脱却へ人への投資元年」を掲げているとあいさつした。 ★連合の芳野会長は1月5日の年頭会見で岸田首相の来賓出席について「国際水準の政労使対話として、感謝し評価している」と発言。12月18日の会見でも「新年に岸田首相の来賓あいさつは、賃上げの醸成になる」との賛意を示していた。 ★連合の新年互礼会には自民党幹事長、内閣官房長官をはじめ、公明党、立憲、国民、維新、社民党の党首なども出席したが、野党の登壇はなく指名紹介にとどまった。 ★岸田政権はパー券金権腐敗や大軍拡・増税と国民への福祉負担増などで支持率は16%の最低の下落。」連合支援立の立憲からは「政権交代準備」も出されるなかで、岸田首相の来賓あいさつに「感謝」しながら、金権腐敗などの政治革新には一言も触れず、選挙がありながら支援政党は壇下扱いとは、政治的スタンスも問われよう。

全労連など2024旗開き、大幅賃上げ、全労協は連帯表明2024/01/13 17:12

全労連24年旗開き、「闘争バージヨン第2段として大幅賃上げ」、全労協は連帯表明

★全労連などの2024年新春旗開きが1月10日に開かれ、小畑議長は能登半島地震や羽田空港の衝突事故などに触れ、「公共を取り戻すことが必要だ」と強調。24春闘は「闘争バージヨン第2段として大幅賃上げ」を訴えた★。来賓の全労協の渡辺議長は「ストが市民権を得て共感を得るようになった。春闘の連帯を深めたい」とあいさつした。

ヤマト3万人の首切り撤回を、本社前行動で軽貨物ユニオン、2024/01/14 19:02

【労働フォーラム】

ヤマト運輸はパート、業務委託3万人の首切り撤回を、軽貨物ユニオンなど本社前行動

★ヤマトヤマト運輸の軽荷物を配達する業務委託のクロネコメイト約2万5000人と、パート約2500人の合計3万人首切り撤回を求めて、軽貨物ユニオンと全労連などは1月9日、東京都港区の同社本社前で契約解除通知の撤回を求める行動を行い、約100人が参加した。同じく配達員を組織する全労協全国一般三多摩労組も参加した。契約解除は1月末とされている。 ★全労連の黒澤幸一長は「極めて切迫した事態。3万人近い配達員が不安を抱えている。ヤマトは企業の社会的責任を果たし、バートの解雇撤回と業務委託就労者の団交を認め、契約修了の撤回を」「業務委託は労組法上の労働者であり、団交拒否は不当労働行為だ」と強調。社内労組の組合員に向け「労働者を使い捨てにする会社にしてはいけない。一緒に撤回を求めてほしい」と行動を呼びかけた。 ★建交労神奈川県本部の伊藤委員長や、栃木県本部の山内委員長は、2015年に当時の社長が配達員らを「重要なパートナー」と述べていた事実を紹介し、「再配置できないのか。社長に再精査、再配置の指示を出すよう強く求める」と主張。内部留保は400億円あり、解雇、契約修了の理由はないと迫った。 ★郵政ユニオンの吉田実副委員長は配達員不足の日本郵便の現状を指摘し、「移管されてもうまくいかないだろう。ヤマト運輸と日本郵便は、人員面でも連携してクロネコメイトを受け入れるべきだ。連帯して闘う」とあいさつした。解雇撤回で闘うJAL被解雇者労組の山口委員長も「JAL提起の業務委託の実態はヤマトの首切りで明らかなった」と述べ、連帯した闘いを表明した ★建交労と弁護士よると、会社は「ヤマト本社前の1月9日の行動を止めてもらえば、話し合い(団交ではない)に応じる」と通知があったという。団交を拒否しながら「対話をしたい」など、首切りが世間に知られ、運動の広がりを懸念している様子も露呈した。 ★ 闘いでは、茨城ではパートの組合班が結成され、ヤマトは解雇を撤回。業務委託のクロネコメイトは神奈川、山口、札幌、愛知など5地方で軽貨物ユニオンに加盟。1月11日には山梨県労連がヤマト支店要請と街頭宣伝で首切り撤回を訴えた。(鹿田勝一)

自働車6年連続でベア要求せず、「上部方針」準拠ヘ2024/01/15 13:59

労働フォ-ラム

自働自働車6年連続で産別ベア要求せず、「上部団体方針を踏まえる」と新提起1

★自動車総連は24春闘でも産別として6年連続してベア要求を設定せず、企業連・単組自決とする方針を1月11日の中央委員会で決めた。★方針では今回新たに「要求の構築に当たっては、上部団体方針を踏まえる」と提起。連合はベア3%以上、金属労協はベア10000円以上(約3%)としている。23春闘では自動車大手は12組合全てで「満額」獲得(ベア額非公表・一部で満額以上)している。 ★金子晃浩会長はあいさつで、労働分配率の低下や先進国から遅れた賃金水準など30年間の状況に風穴を開け、風通しをよくしなければならないと述べ、「その将来は今春の成否にかかっている」と強調。昨年の春闘では一定の成果を上げたが、「実質賃金を上回る賃上げに届かず、生活環境改善に至っていない」と指摘。物価は3%上昇し、24春闘ではすべの働く者の物価を上回る賃上げへ向け「単年度で見ても必要十分な水準」を提起し、「自動車は基幹産業であり、日本経済の牽引役に向けて旗を振って取り組む」と述べた。 ★討論では当欄では、ホンダが「賃金水準で他産業に追い越されるという危機感をもち、自動車産業の魅力と人材確保などから、物価上昇を踏まえた賃上げを」と発言。スズキは「原材料価格の高騰などに対する価格転嫁の取り組み強化」を求めた。 ★日産労連はベア10000円を基本と決め、23年の要求(同6000円以上)から7割増え、要求額としては過去最高となる。本田も要求する方向である。★トヨタは4年連続してベア要求の内容を非公開とし、社会的な春闘に背を向けている。

みぞれ降るラグビー、帝京が明治を破り優勝2024/01/15 14:04

ラグビー、帝京が明治を破り、優勝

ラグビーで1月13日、帝京が34点対明治15点で優勝した。帝京はファードの外人を含めて4トライ。明治は2トライ。対ファードとミスで敗れた。みぞれの国立競技場ラグビーは珍しい。両校に拍手

基幹労連の鉄鋼ベア3万円(10%)、50年ぶり要求2024/01/15 14:17

【労働フォーラム】

基幹労連の鉄鋼50年ぶりベア3万円(10%)要求など

★基幹労連は、24春闘で「2年サイクルの春闘を堅持」しながら、03年の産別結成以来初めて単年度のみの方針を決定。国際情勢や為替の動向など予測が難しい状況や格差是正などを考慮したものである。産別要求はベア12000円以上(約4%)として、各部門で上積みをしている。  ★鉄鋼部門はベア30000円(約10%)で、定昇6900円を加えれば36000円(約12%)引き上げとなり、連合要求5%を大幅に超え、全労連要求の10%と同水準となる。2年前は「22年度3500円、23年度3500円以上」を要求し、妥結は物価高騰を考慮しない3000円2000円にとどまり、造船など他産業と大きな開きが生じていた。24年の要求はインフレ下74年の34800円(31%)以来、50年ぶりの高い水準となる。 ★造船・総合重工部門はベア18000円(5%)、定昇込み7%を要求。昨年はベア14000円(4%)を要求し大手は満額を獲得している。非鉄金属部門はベア15000円(約5%・定昇別)を掲げた。 ★交渉では物価を超える実質賃金を確保した上で、人材投資を求める方針だ。 ★春闘への影響について石橋学事務局長は「大手がパターンセッターとなり、中小業種へ波及させ、春闘の相場引き上げへ」と展望。津村正男委員長は「これまで低い水準を要求し、回答を求めて来た反省もあるが、労使ともにデフレマインドに陥っていた」と方針転換を語り、「デフレ脱却のきっかけへ高い水準を掲げ、高い回答を引き出すことが労働界への波及効果を持ち春闘全体の賃上げへ」と意欲を語っている。 、