自動車ベア非公開、分散化 ― 2021/02/24 12:02
自動車総連3年連続で産別のベア要求を設定せず「企業連・単組自決」としているが、コロナ禍と産業の変革期を反映して要求は従来以上に分散した。トヨタは非正規雇用を含む全組合員平均で月9200円を要求した。3月期の営業利益が前年比5割増の5兆円と予測されながら、要求は自社型春闘で昨年より900円低く、ベアの有無も非公開としている。日産は5年ぶりに要求を引き下げ、昨年より2000円低い7000円を設定。昨年まで公表していた定昇(6000円)とベアの内訳を初めて非公開とした。
賃金要求は非正規シニア組合員を含めSUBARU、いすゞ、日野、ヤマハなど9組合。他方、ベア見送りは8年ぶりの本田、三菱自工、マツダなどである。
ベアなど要求内容の非公開は19春闘ではトヨタなど2組合だったが、20春闘では日野など4組合に増え、21春闘では日産など6組合に拡大している。
賃金の絶対水準を示す個別賃金要求も分散。35歳相当の中堅技能職では、トヨタは39万1110円で昨年より3670円高いが、ベアとの関係は不透明だ。昨年より水準の低い組合もあり、課題を残している。
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