連合会長、金属労協2%要求に、5%賃上げ期待?2022/12/19 19:33


連合の芳野会長は12月15日の会見で、記者から、自動車、電機など金属労協が連合要求のベア3%・定昇込5%程度を守らず、6000円以上(2%程度)の実質賃金マイナス要求を決めたことをどう思うかと問われ、「組織が決めたことで、意見はださない」と肯定。
さらに「2%を決める金属労協の評議員会あいさつで、5%賃上げ実現の牽引役を期待したい」と述べた真意を問われると、「連合要求は5%であり、要求を決める各組合は最大限5%に近づけてほしいという思いだ」と語った。
実質賃金割れの2%を決める会議で、5%賃上げ実現の期待を表明するとは、ギャップがありすぎといえないか。連合要求基準をまもる調整こそ重要だろう。