JAM要求組合増加、中小健闘、大手先行へ ― 2021/03/04 14:18

JAMは,21春闘でコロナ禍でも要求組合は70組合増え、660組合となった。平均要求もベア2%を含め6000円越えの7735円(昨年マウナス627円)となった。ベアは4141円(同506円)で昨年とほぼ同水準。300人未満が4354円で全体を上回つて健闘している。個別賃金要求は138組合である。島津など大手先行組合は3月17日の回答をめざし、春闘で大手組合の役割発揮を重視している。
連合が21春闘要求実現オンライン集会 ― 2021/03/04 15:03

連合は春闘ヤマ場へ向け3月2日、オンラインで要求実現中央集会を開催。神津会長が「20年余の賃金低下、雇用の劣化をはねのけよう」と訴えた。金属、化学、流通、公益、交通など共闘会議も賃上げをアピール。コロナ前は東京、有楽町の会館でおこなわれていたが、幹部だけのオンライン。参加は産別、地方で゙1261人だが、決起集会の迫力不足は否めない。
連合産別21春闘要求、コロナ反映して厳しさ ― 2021/03/06 13:46

連合産別の21春闘はコラナ禍を反映して厳しさを示した。要求組合は昨年より約30%減(894組合)の2076組合。要求水準も7846円(2.64%)で、昨年より1139円減少となった。2パアーセト台は13年以来来8年ぶりの低さだ。ベアは1343組合平均で3302円(1.13%)で昨年マイナス784円。99人は3414円(1.34%)ト率で高い。神津会長は「コロナで要求は低下しているが、賃上げの要求姿勢は保たれている」と述べて。非正規も昨年より7・68円低い時給35.06円だ。働き方見直しはテレワーク対応やジェンダー平等など46項目を掲げている。
全労連が春闘先行で総行動、国会デモ ― 2021/03/07 16:46

全労連は春闘先行とヤマ場の3月10日回答、11日ストへ向け3月5日、21春闘勝利を掲げ東京・日比谷野外音楽堂で中央総決起行動を行い、国会デモを行なった、小畑議長は「賃上げの流れをつくりだす正念場の闘い。要求実現のためにも政治を変えよう」と決起を呼びかけた。黒澤事務局長は行動提起で「大企業労使の企業内化の春闘打開へたたかい、賃上げ相場を波及させよう」と訴えた。来賓あいさつした全労協の渡邉議長も連帯を表明。コロナ禍でオンラインを含めて約1000人が参加した。終日、省庁、大企業、業界団体への要請行動も展開。屋外の春闘集会、デモは2年ぶりで、春闘先行へのパワーをみせた。
全労連が春闘国会デモ ― 2021/03/07 22:29

全労連の春闘国会デモは2年ぶり。懐かしいとの声仕切り。
UAゼンセン、食品ス^パーなど昨年超す要求率 ― 2021/03/10 15:41

UAゼンセンは要求8447円(3.21%)、ベア4019円(1.44%)で昨年よりマイナス920円。ただし食品スーパーや家電量販店などは昨年を上回る率要求となっている。パートは37.1円(3.70%)で5年連続で正規の引き上げ率を上回っている。水準の高い大手は交代手当、テレワーク手当など働き方改善も目指している。定年65歳や均等待遇も重視している。
ジェンダー平等へJAL解雇の解決女性アピール ― 2021/03/11 14:32

ジェンダー平等実現へ女性団体や有識者らが3月9日、日本航空の解雇問題を早期に解決するための女性アピールを発表し、賛同を呼びかけた。早稲田大学の浅倉むつ子名誉教授や和光大学の竹信三恵子名誉教授、明治大学の野中郁江教授,婦団連の柴田真佐子会長、長尾詩子弁護士、吉永磨美MIC議長。客室乗務員争議団の内田妙子団長は30歳若年退職制や妊娠退職撤回闘争などに触れ、「女性は闘いなくして働き続けられることができなかった。差別撤回で闘った女性組合員84人が不当解雇され、1日も早い解決をめざしたい」と強調した。
JAL争議は10年12月の大晦日、客室乗務員とパイロット165人が整理解雇され、不当解雇撤回を求める日本最大の争議。最高裁は違憲違法の不当労働行為と断罪し、ILOも第4次解決勧告を行っている。コロナ禍でも日航の違法解雇継続は不当であり、早期解決が問われている。
日本アイビーエム支部が春闘スト、賃上げ、住宅勤務手当要求 ― 2021/03/11 15:34

情報グローバル企業でJMITUの日本アイビエム支部は3月11日9時から30分間のストを決行し、東京の本社前で地域労組を含めて集会を行なった。賃上げ要求は平均5万円やテワークに伴う在宅勤務手当は組合アンケートを踏まえ8000円などを掲げている。ストは北海道から沖縄まで全国の組合員が会社に通告してオンライで参加し、腕章をつけことにしている。
大岡義久委員長は在宅勤務手当や賃金改善、リストラ訴訟勝利などで労務管理の変更を訴えた。集会では全労連の小畑議長がコロナ禍だからこそ組合に結集して春闘前進を呼びかけたほか、JMITU本部、南部地協の組合、国公労連、自治労連なども参加。参加は30人で、集会後リレースト、蒲田駅宣伝など終日行動を展開。要求組合数も回答水準もほぼ昨年並みと健闘。全労連がストを背景にして春闘で先行していることを意識している行動との声も聞かれた。
春闘先行で昨年プラス回答獲得、全労連が記者会見 ― 2021/03/13 14:31

全労連は結成32年ぶりに初めて連合のトヨタなど大手金属より先行し、コロナ禍でも昨年プラス回答を引き出した。回答は199組合平均で4909円と昨年同期より129円のプラスを獲得した。3月12日に厚労省で医労連など4産別とともに会見した全労連の黒澤事務局長はストなど「組合の交渉力、闘争力を発揮し、高まる賃金引上げの声を背景に大いに奮闘した結果だ」と評価した。「他組織(大手金属)のことは言いたくないが、春闘は企業主義ではなく、共闘の力を示したたたかいだ。昨年プラスの相場を波及させ7月の最終集計まで流れを維持させたい」と抱負を語った。連合など大手企業のベア要求見送り、要求組合減少と異なり、要求額、要求組合数、獲得額とも昨年を上回り、「コロナ禍だからこそ大幅賃上げ」の流れに勢いをつけている。
電機連合妥結歯止めベア1000円以上、妥決柔軟性も容認 ― 2021/03/15 19:03

電機連合が3月17日の回答で妥結の歯止めとなる闘争回避基準を昨年と同じベア1000円以上に設定した。要求はコロナ禍で昨年より1000円低い2000円だが歯止めは同額。賃金水準が産別指標を超える単組はベアを確保したで上で働き方改革・人材投資を合わせた対応を認める方針だ。神保委員長は賃金以外の項目として退職金ポイントなど「賃金と同等と実感でき、全員に支給され、単年度でなく次年度も継続する項目」とし、合算して1000円とする「妥結の柔軟性」も昨年に次ぎ継承するとの見解を示した。昨年に次ぎベアと処遇改善の合算で回答内容のバラツキも予測されるが、産別統一闘争59年で実質分散決着となる。テレワーク対応費なども各組合の労使協議としている。
経営側は「総額人件費で多様な方法で処遇改善を個別労使で対応」との主張を強めており、電機の産別統一闘争は岐路に立たされている。
最近のコメント