電機連合妥結歯止めベア1000円以上、妥決柔軟性も容認 ― 2021/03/15 19:03

電機連合が3月17日の回答で妥結の歯止めとなる闘争回避基準を昨年と同じベア1000円以上に設定した。要求はコロナ禍で昨年より1000円低い2000円だが歯止めは同額。賃金水準が産別指標を超える単組はベアを確保したで上で働き方改革・人材投資を合わせた対応を認める方針だ。神保委員長は賃金以外の項目として退職金ポイントなど「賃金と同等と実感でき、全員に支給され、単年度でなく次年度も継続する項目」とし、合算して1000円とする「妥結の柔軟性」も昨年に次ぎ継承するとの見解を示した。昨年に次ぎベアと処遇改善の合算で回答内容のバラツキも予測されるが、産別統一闘争59年で実質分散決着となる。テレワーク対応費なども各組合の労使協議としている。
経営側は「総額人件費で多様な方法で処遇改善を個別労使で対応」との主張を強めており、電機の産別統一闘争は岐路に立たされている。
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