UAゼンセン大会、実質賃金上昇めざす、永島女性会長選出 ― 2024/09/21 17:55

労働フォーラム」20240921-86 UAゼンセン大会、実質賃金上昇を長的に実現、永島智子・初の女性会長選出
★UAゼンセンの大会が9月18日から開かれ、松浦昭彦会長は今後の物価動向と賃上げについて「円安から円高など物価が下がったときが正念場。物価上昇が収まってきたから賃金を抑えるような行動は、過去30年の停滞を繰り返すことにつながり、将来に禍根を残す」と指摘し、「実質賃金の上昇を長期的に実現」との見解を示した。★また分配構造のゆがみ是正については、大会前の会見で「大企業の儲けのサプライティエーンへの還元が重要だ」と語っている。★ゼンセンは24春闘で連合より1%高いベア4%(定昇込み6%)を要求し、実質賃金を確保。要求に物価分に加え、生活向上分1%をプラスしたのが特徴である。★大会あいさつではゼンセン伝統の「労働組合主義に基づく運動」を提唱した。 ★新会長には永島智子(イオン労連会長)、新書記長に西尾多聞(ゼンセン副書記長)を選出した。女性の会長選出は全繊同盟時代を含め初めてである。(鹿田勝一)
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