金属労協格差是正へ、大手昨年マイナス40円 ― 2025/04/08 17:10

【労働フォーラム】20250402―52
金属労協格差是正進む、大手昨年比40円マイナス・産別格差も
★金属労協は第2回集計を4月2日に発表した。5産別3050組合の平均賃上げは10981円(3.9%)で昨年比1388円プラス。★大手53組合は14598円だが、昨年マイナス40円である。 ★規模別での格差是正の結果も明らかにした。回答額では大手より低いが、昨年比の上げ幅では大手を上回っている。1000人以上は770円プラス.999~300人で912円.299人以下で1719円である。大手を100に、90.5、74と格差を縮めている。★金子議長は「格差の幅を狭め、将来につながる」と評価した。 産別では★、自動車は平均14926円。ベアは10901円(3・9%)。300人未満は平均13259円、ベア9970円(3・8%)で、率では同率であり、昨年比で大手を超える引き上げと健闘。金子会長は「格差拡大に歯止めをかけた」と評価した。 ★電機はベア17000円を掲げ、神保委員長は「大手で12000~17000円の5つのゾーンができた」と指摘。妥結基準は1万円以上とし組合の80%に波及した」と述べた。内訳は15000円以上が36.3%と1番高く、次いで14000~15000円が15%である。満額の17000円獲得は日立など3組合(昨年は大手11組合)と減少している。 ★基幹労連は産別統一要求15000円に加えて中小支援へ1%(3000円)を初めて設定したが、要求と妥結水準にギャップもみられる。中小の要求は299人以下でも17577円になった。回答は産別平均で14107円。1000人以上は15037円、1000人以下で15637円.299人以下で13225円と低いなっている。中小プラス要求の3000円でみると、1000人以上2250円、300~999人で2533円、299人以下で3850円と規模が小さいほど高くなる。津村委員長は、回答117組合のうち34組合と3割がべースをつくっている。格差是正や中小支援は今後も続く課題であり、来年もベクトルを進めたいと語った。 ★JAMは平均9615円、300人未満で8753円。格差では中小規模で要求基準15000円の満額獲得を含め42組合が10000円超えの一方、ベアゼロは25組合、賃下げ2組合などばらついていると述べ、対応強化を表明した。(鹿田勝一)
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://shikata-katsuichi.asablo.jp/blog/2025/04/08/9766916/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。