連合昨年プラスで相場形成、格差是正も、業種でばらつき2025/03/28 15:15

【労働フォーラム】20250321―48

連合は昨年プラスで相場形成波及、格差是正へ奮闘、業種で昨年比バラツキ

★連合は目標に掲げた「昨年以上の相場形成・波及」を実現している。★第2回集計(3月21日)は平均17486円(5・40%)で昨年比1107円プラス。ベアは12312円(3・79%)で昨年比1050円プラスとなり、15年以降では最も高い。★昨年33年ぶりの高さだった水準も超え、実質賃金も確保している。★パートは初回集計で時給75・39円(4・29円増、6・50%増)で正社員の引き上げ率を上回っている。 ★芳野友子会長は記者会見で「賃上げは昨年を上回り高水準を維持し、新たなステージの定着に向けて前進」と評価した。 ★回答では、業種・組合間でばらついているの特徴である。★昨年プラスは「交通運輸」(3・21%―4・68%)、「サービス・ホテル」(3・72%―5・04%)の2業種である。★マイナスは「製造業」(5・84%―5・65%)、「商業流通」(5・86%-5・04%)、「情報・出版」(5・78%-4・96%)など5業種。平均で5・25%から5・40%で昨年比0・15%の微増となった。 ★格差是正へ大手、中小労組とも健闘している。中小の回答は平均13288円(4・92%)である。ベアは9934円(3・49%)で、大手より2466円低い。しかし上げ幅はベアで中小が昨年比1385円増(大手1029円)、率でも0・34%増(大手0・14%増)と、大手より高く、格差を縮小させている。 ★運動方針でも新たに配分交渉の強化や組織拡大を重視し、ヤマ場へ向け「スト権の確立」を提起したのも特徴である。(鹿田勝一)

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