春闘で組合の価値高め大きな運動を中小支援策、全労連2026/02/01 15:15

【労働フォーラム】20260122―18

「春闘で組合の存在価値を高め、社会を動かす大きな運動を」―全労連・中小支援策提言

★全労連の秋山正臣議長は1月22日の記者会見で、26経労委報告が労使関係の項目を52年目で削除したことについての見解を聞かれて発言。★この1月14日の春闘経団連包囲行動なども踏まえ、「春闘で組合の存在価値を高め、社会を動かす大きな運動が求められている」と語った。★欧米ではストを背景にした闘いで、大幅賃上げや処遇改善を勝ち取り、国民の組合支持も増大している ★日本の賃金水準は先進国でも低く、分配構造の歪みも拡大し、軍拡・福祉削減も進む。★「協創型」労使関係でいいのかどうか。★26春闘では大幅賃上げと時短、社会福祉、平和、政治改革などにつながる闘いで経団連を驚かせるような国民的な春闘が求められている。(鹿田勝一)

★「中小企業支援策提言」(案)、社会保険の減免も

★全労連は「中小企業支援策提言」(案)を1月22日の記者会見で公表した。★取適法の労務費などの適正取引や業務改善助成金を賃金引上げへと改変、賃上げ促進税、★社会保険料の減免などを提起。★地域循環の中小企業支援として中小企業振興条例の制定、公契約法制定、中小企業への優先発注、地域金融機関による経営支援などを掲げている。決定は3月の予定。 (鹿田勝一)

異例の26経労委報告、52年目で労使関係削除、連合と一致2026/02/01 15:09

【労働フォーラム】20260122―17

異例の労使関係項目削除 26経営労委報告「連合と賃上げ一致」

★労使関係に関する項目が削除され、52年目で異例な報告となる。★報告は数行で「生産性向上へ働き手・労働組合との協同」で「未来協創型」労使関係の構築を呼びかけると書いているだけだ。★これまでは、労使は「闘争」関係ではなく、「経営のパートナー」として、組合を経営の一組織に変質させることを提起。22年は「労使一体の共同」とし、労働運動を抑制する「社会の安定帯」も提起していた。 ★経団連は26春闘について、「連合の賃上げ方針の基本スタンスは経団連と多くは一致している」と賛同している。★連合の神保政史事務局長は記者会見で「生産性向上で一致でも短いが意味は大きい。賃上げ・底支えで共感」と表明。★芳野友子会長は「全国の地方版政労使会議でも成果がある」と、政労使協春闘を評価した。。 ★経団連は実質賃金のプラスヘ、物価超えベアを提起しているが、連合は物価ミニマム3%と低く、問われるところだ。★産別はUAゼンセン、電機、JECなど多くの組合がベア4%以上を掲げている。(鹿田勝一)

自治労4万人拡大、連合2位 官公需で労務費転嫁へ2026/02/01 14:19

【労働フォーラム】20260121―16

自治労、組織拡大4万で連合2位。官公需で労務費価格転嫁を掲げる

★自治労の組織拡大は24年で3万701人(パート4363人)と、連合ではUAUAゼンセンの4万6545人(パート3万9608人に次いで2位を占めた。★伊藤書記長は1月21日の記者会見で拡大の理由を聞かれ、採用が増えたこと、新卒100%加入運動、共済の魅力などをあげた。★厚労省資料では68万8900人で、前年より1万7000人の減少で拡大を超える退職・離職となり、近年は入社してすぐ辞める傾向もあるという。★新党の「中立改革」の安保、原発政策の変化について、石上委員長「ぎりぎり」で了解との見解を示した。 ★官公需での「委託費など公共調達における労務費の適切な価格転嫁」を進めるための予算要求や公契約条令の制定を要求している。★なお日教組は1万3628人拡大し、連合では拡大3位を占めた。厚労省資料では18万7000人で、前年より9000人の減少となっている。(鹿田勝一)1

UAゼンセン、高額相場形成・波及拡大ヘ初の全組合3月決着へ2026/01/26 15:27

【労働フォーラム】20260119―15

UAゼンセン、高額相場形成・波及拡大ヘ初めてすべての組合の3月内決着へ

★UAゼンセンは賃上げ相場の高額形成と波及拡大へ、初めてすべての組合が3月内決着の闘い方を決めた。★妥結時期と水準を比較すると、3月内決着は5・3%.4月4・8%に下がり、5~6月にずれ込むと4・2%へと低下しており、高額獲得へ3月決着をめざす方針だ。★現在の妥結状況は3月決着は3割で、7割が4月以降。闘争の前倒しを図り、要求と交渉状況を把握して個別支援を強め、★部門では交渉にも参加する方針という。★賃上げ要求は産別の目標水準に達している組合は物価・実質賃金維持と生活改善を含めベア4%、定昇2%で6%。水準未達は格差是正1%を加てベア5%と.定昇で7%を設定。パーアもベア5%、定昇込み7%を要求する。★政策要求も重視し、賃上げ助成金・補助金を活用、適正取引にも取り組み、★全国的な産別特定最賃などを高市首相に求め、産別署名にも取り組んでいる。(鹿田勝一)

JAM昨年プラス2000円、4月ヤマ場にスト提起2026/01/26 15:23

【労働フォーラム】20260116―14

JAM、昨年プラス2000円高いベア1700円、4月ヤマ場にスト呼びかけ

★JAMはトランプ関税の影響はGDP(国内総生産)を0・4%下げる程度との予測調査を紹介し、「26年も3%を超えるベア獲得」を呼びかけている。★要求はベア17000円、定昇込み21500円を設定し、昨年より2000円高い水準となる。率は物価分3%と.生活向上分1%と格差是正分1%の5%で昨年と同率。労務費の価格転嫁を重視し、★大手12組合や地方先行グループを形成。4月ヤマ場ではスト権確立も提起している。(鹿田勝一)

全労連が春闘経団連包囲行動m内部留保還元ヘ2026/01/26 15:19

【労働フォーラム】20260115―13

全労連が春闘経団連包囲行動、内部留保の社会的還元を

★全労連など春闘共闘は東京の経団連包囲行動を行い、内部留保を労働者、国民の生活改善に活用せよと要求した★、秋山正臣全労連議長は主催者あいさつで、、実質賃金がプラスになる大幅賃上げを、ストを構えて要求しようと、訴え、軍需産業によって産業の活性化を図るべきではないと主張した。経団連に対話も要請した。★JMITUは統一ストを軸に春闘を闘う決意を表明し、全印総連は正規と非正規の均等待遇の実現を訴えた、★横断幕には「みんな一緒、賃上げ交渉しよう」、「米トランプ政権のベネズエラ攻略、介入反対、高市首相は米追随の戦争づくりをやめろ」などの旗がなびいた。(鹿田勝一)

JR連合、グループ労組支援で格差是正2026/01/26 15:13

【労働フォーラム】20260115―12

JR連合、グループ労組を支援し格差是正を図る。

J★R連合はグループ労組の支援へ産別本部や親★要求はベア12000円と定昇4000円の18000円以上で、昨年と同額。内訳は物価分2.3%、生活向上分1%、定昇2%に目標賃金との乖離是正分1%の6%。人材確保、定着を最大課題に生活改善が実感でできる賃上げをめざす方針だ、★昨春闘では、80グループ労組のうち20労組が親企業を超える賃上げを実現している。★また会社親睦会を擬似労組とする労働者代表制に反対し、選出、選挙などの改善、労基法改正への対応もまとめた。(鹿田勝一)

JAJ解雇不当労働行為と断罪 JHUに画期的な救済命令2026/01/20 10:51

【労働フォーラム】2026年1月18日(日)

JAL団交拒否は「不当労働行為」と断罪、都労委がJHUに救済命令 ――解雇判決後、人員数を組合に誠実説明を命じた画期的命令――

日本航空(JAL)の整理解雇団交拒否事件で東京都労働委員会(都労委)は1月15日、 不誠実団交の不当労働行為と断罪した。また整理解雇後の人数について団交では、根拠を示して具体的に見解を述べるなど誠実に対応し、今後、不当労働行為を繰り返さないように留意する旨の文書を組合に交付しなければならないことも命じた。都労委申立はJAL被解雇者労働組合(JHU)で2021年5月に行い、この日、「不当労働行為が命令されました』との弁護団の報告に傍聴参加者から「ワー」という小さな喜びと驚きの声が聞かれた。 命令は、組合が新証拠で明らかにしたJALの安全報告書の人数と、更生計画案の人数を比較すると、整理解雇後の3か月となる2011年3月31日時点で運航乗務員は269名、客室乗務員は466名とされ、「人員を減らしすぎではないか」との組合の主張を明記。この疑問を会社に説明を求めることは「相応の理由が認められ」「理解できると」とし、「原職復帰及び解決金要求など解提案を協議する上で重要な意味を持つ」と指摘した。また会社が資料を提出せず、「裁判で議論しつくし」などの回答にとどまっていることは「不誠実な団体交渉に当たる」として労基法7条2項の不当労働行為と断罪した。 さらに命令は、組合が「運航に必要な人員を下回っている」(人員減らしすぎ)との疑問について会社に説明を求めたことは、「被解雇者の処遇等で協議するために意味があり、整理解雇の有効性とは別の問題である」と注目される判断を示した。 また命令は、別件の解雇判決の判断の中に「安全報告書への言及はない」(新新証拠が出されてない)と指摘し、事実に基づかない人員削減容認の誤りも推測される内容である。 JALの整理解雇は2010年12月31日、運航乗務員81名、客室乗務員84名の165名の大量解雇を強行。新証拠によって解雇の必要性のない過剰解雇だったことが明らかとなり、モノいう組合・活動家排除の組合つぶしだったことを伺わせる命令になったといえよう。 国交省の団交拒否事件では「労組法上の使用者に当たらない」として、不当労働行為は認めなかった。しかし「人員削減を含む更生計画の策定や遂行の過程に一定の影響を及ぼしたことは否定できない」と責任を指摘した。 JALが不当労働行為と断罪されるのは2度目。15年の最高裁判決は解雇の過程で「違憲・違法」と断罪された。今回は解雇判決が確定していても人員数を団交で根拠を示し具体的な説明がないことを不当労働行為として誠実な対応を命じた画期的な命令となる。

★解雇判決とは「別問題」と画期的命令、不当な「過剰解雇」追及へ JHUと弁護団は都労委命令を受けて1月15日に厚労省で記者会見を行った。指宿昭一弁護士は「解雇の有効性が最高裁で確定していても、それとは別に人員問題などの解決へ交渉に応じなければ、不誠実団交として不当労働行為7条2項となると都労委が認めた画期的な命令だ。速やかな解雇解決へ大きな武器となる」と評価した。岡田尚弁護士は「解雇から16年、頑張った運動の反映でもある。この数字が早く開示されていれば、解雇の必要性に関する評価は違ったはずであり、全面解決を」と評価した。JHUの山口宏弥委員長は「整理解雇のホネの部分で救済命令がだされ、勇気づけられる。権利と空の安全を守るため闘う」と決意を表明した。山﨑秀樹書記長は「命令を会社との団交に生かし、成田空港など職場ビラで広め、JALは都労委命令を守れと世論に訴え、違法不当解雇の撤回をめざしたい」と強調した。 国交省の命令は棄却されたが、影響力は指摘している。岡田弁護士は「政府、国交省がJALの会社更生や大量解雇に関与しているのは明らかだ。解雇解決へ話し合いをすべきであり、国交省は一定の責任を持つべきだ」と表明し、指宿弁護士は「請願権もある」と述べた。 JHUの記者会見資料では、国交省はJALから2010年度の安全報告書の提出を受け、パイロットおよび客室乗務員の削減後の人員数を把握していたと指摘。安全と人権軽視の不当性を示唆し、解決への行政指導の発揮を提唱している。

★「JALは命令守れ」、解雇解決と人権と「空の安全」へ  JHUは、JAL解雇が不当労働行為と断罪された翌日から、鳥取三津子日航社長に対して解雇争議解決への緊急要請を展開している。「命令が求める救済の即時実行」「JHUとの至急団交」「JALの安全トラブルはものいう労働者を根こそぎ解雇したことが原因だ。利用者が安心して利用できるJALを取り戻すために、解雇争議をすぐに解決を」と要請している。 JAL争議16年、JHU5年間にわたる解雇争議解決闘争。この間、組合と争議団の運動やJAL争議の全面解決をめざす実行委を経て、昨年のJAL争議支援全国ネットワークの結成など支援は全国に広がっている。ILOも被解雇者の優先雇用を勧告。学識者144名が争議解決へ声明を発表し、超党派国会議員24名も解決要望書を都労委に提出。組合や市民団体など106団体と学識者、マスコミなど425名の賛同による支援集会(22年2月)も開催されている。昨年12月にはJAL本社大包囲行動が行われ、北海度から九州まで都道府県の支援組織が集結し大成功を収めている。 今回の救済命令はJHUなどの解雇争議解決への新たな動き。憲法と労基法、国際条約を守り、人権と安全、平和にも関わるJAL解雇争議。都労委命令をテコに解雇争議の早期全面解決が望まれている。(ジャーナリスト・鹿田勝一)【JAL闘争レポート85号】

〇JHUは1月16日に声明を発表した。骨子は次の通り。今回の都労委命令は整理解雇を有効とした最高裁判決に対する疑義と同時に、解雇解決に向き合おうとしなかったJALの対応は通用しないということであり、解雇争議の全面解決に向け、突破口となる画期的な命令といえる。国公省の責任も明らかになった。JALは命令に従い、解雇が必要でなかったことを認め、早期に解雇争議を全面解決することが求められている。JHUは15年に及ぶ解雇争議の全面解決をめざし全力で闘う。

ヘイトスピーチとたたかう市民、労働運動の強化も2026/01/18 21:47

【労働フォーラム】20260111―10

 ヘイトスピーチとたたかう市民、労働運動の強化も課題に

★「人権再入門」(前田朗著)の出版記念シンポ「ヘイトスピーチとたたかう市民」が1月11日に開かれた。★シンポでは外人排外主義を掲げた政党の急進などに対して各分野からの提言や参加者との対話が行われた。★日体大の清水雅彦教授は「法の下の平等など憲法の行使」を提起。評論家の佐高信氏は「ウソの是非」を論じた。ジャーナリストの竹信三恵子氏は「差別は最大の賃下げになる」と警鐘乱打。韓国人の排外主義とたたかう辛氏は「独立した個人の尊厳の集まりの強さ」を語った。 ★参加者からは外人排外主義は、賃金・雇用・福祉など国民の不満をすくいとつて敵を外国人などのせいにしており、労働運動の影響力低下の30年と重なる。「ヘイト打開には職場、地域からの労働運動の強化も求められているのではないか」などの問題もだされた。★青年問題を含め、教育、社会問題と労働運動、企業別組合の弱点と個人加盟ユニオン、産別運動などで意見が交換された。(鹿田勝一)

ラグビー明治が早稲田を破り優勝2026/01/18 21:24

【労働フォーラム】20260111―9

ラグビー明治が早稲田を破り優勝   ★ラグビー全国大学選手権で明治が早稲田を22対10で破り優勝する。★伝統の「前」を貫いた勝利、トライ3本ともfwは珍しい。京都戦はハイキックで攻めて勝利、今回は強みのfwで勝ち、厚さをみせた。★早稲田はキックや伝統の「展開」のラグビーをみせたが、明治のタックルや防御で1トライに終わった。これも珍しいことである。(鹿田勝一)