構造的賃上げとリスキリングに注文、芳野連合会長2022/12/05 15:01


連合の芳野会長は12月1日、浦安で開かれた中央委員会のあいさつで、12春闘について「実質賃金はマイナス、世界で最下位争いをしている賃金低下打開のベクトル転換、ターニングポイントになる」と強調。岸田首相の「構造的な賃上げ」とリスキリングについて「労働移動が政策目的であってはならない」と注文を付けた。会議では「地域ゼネラル連合」創設報告も行われた。
討論では、JAMが「企業物価上昇を価格に転嫁できない企業が多い。取引適正化を政府要請、連合、構成など全体的の取り組みへ」と要望。全国ユニオンは「都労委でウーバーイーツの労組が認めれれた」。JR総連は物価高の23春闘や岸田政権の原発増強、軍拡を批判。就任1年で芳野会長の自民党麻生氏会食、国葬出席などについて「連合はどこへ行くのか」と疑問を呈した。清水事務局長が「連合の中央委員会、記者会見で述べており、ここでは言えない」と答弁した。
JR総連は、1995年、97年の連合事務局長、会長選に立候補して争い、「現場の組合員の不満から求心力を失っている連合の活性化」を訴えことがある。会長名指しの疑問提起は連合32年でも珍しい。

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