年越し新年コロナ被害相談村に400人の長い列2021/12/31 18:36

年越し・新年「コロナ被害相談村」・池袋の衣類、食料支援に400人の列 年越し新年「コロナ被害相談村」が大晦日から元旦を含め12月25日から22年1月9日まで東京の新宿、池袋、四谷で開設。連合の参加産別と全労連、全労協、反貧困ネット、てのはしなど実行委員会が取り組んだ。 12月29日、池袋での相談村には40歳代の男性が「住まいがない。シエルターに泊めてもらいたい」と生活相談に駆け込んできた。衣類支援には約100人が並ぶ。夕方6時からの「炊き出し」(コロナ禍で弁当配布)には1時間前から約70人が並び、開始時には約300人の長い行列。その後も並ぶ人は絶えなかった。複数の若い女性や壮年、外国人もみられる。 かつての「年越し派遣村」(08年。東京・日比谷公園)には電機などホワイトカーが派遣切りで仕事と住居を失って列をつくり、大きな社会政治問題となって政権交代に連動した。 いまや貧困化は非正規、女性、青年・高齢者、外国人労働者などに拡大し、年越し派遣村よりも深刻化している。福祉・生存権破壊の新自由主義に対峙し、「福祉セーフティーネット」の拡充は急務だ。7月には参院選がたたかわれる。組合と市民と野党共闘の強化で貧困打開へ暮らし、命、安心、平和への政治変革が期待されている。