UAゼンセン,先行ベア昨年プラスを確保 ― 2021/03/19 12:55

UAゼンセンは先行回答で昨年プラスのベアを獲得した。満額獲得を含め99組合の単純平均は6935円(2.43%)で昨年を331円上回ってる。妥結組合は昨年より減少しているが、ベアは68組合平均で2197円(0・75%)で昨年より50円高い。業種では流通(昨年プラス752円)、食品スーパー(同970円)など。製造は昨年比112円減の6133円と微減にとどめている。規模別では300人未満が大手の賃上げ率を上回り、パートの賃上げ率は2・48%で6年連続で正規を超えた。賃金水準の高い大手はベアでなく、インターバル勤務の導入、テレワーク整備、交代手当の改定などだが、「コロナ禍の特異な対応」としている。
UAゼンセンは会長が妥結権を有しており、松浦会長は会見で「コロナ禍の特異な春闘だが、厳しくても昨年並みにこだわり、上積みを目指して効果を発揮している」と評価した。
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