日本労働年鑑100年を読む、戦前から戦後労働運動2020/07/04 15:57

日本労働年鑑100年を読む。法政大学大原社研の「日本労働年鑑2020年版」(6月25日発行)。創刊が大正8年(1919)で、2019年(令和元年)の労働社会運動を収録した2020年版は年鑑100年(戦時下で発行できない年があり通巻では90集)。特集を組み戦前の厳しい労働者状態と労働運動から戦後の政労使関係の変化を収録。45集(1975年)を区切りとしているため、その後の春闘変質や労戦再編は収録されていない。年鑑では1964年、65年刊の特集版「太平洋戦争下の労働運動」「労働者状態」」が名著。現在でも9条改憲阻止や戦争法反対運動で参考になる貴重な書籍である。