連合会長に芳野氏3期目続投、交代論で調整難航2025/09/24 17:46

【労働フォーラム】20250923―108火 連合会長に芳野氏3期目続投へ、「交代論」で調整難航

★連合の8代目会長を含む新3役の氏名を9月17日、連合の役員推薦委員会の伊藤敏行委員長(フード連合会長)が記者会見で発表した。★役員任期の規定はなく、通例2期4年で交代しているが、今回、3期6年となりそうだ。正式決定は10月の連合大会となる。 ★新三役は会長に芳野友子(JAM)が続投し、非専従会長代行(これまでは専従ポストのみ)の石上千博(自治労委員長)も続投。これまで会長代行だった松浦昭彦(UAゼンセン会長付き)は退任し、代わって非専従会長代行に永島智子(UAゼンセン会長)が就任、事務局長は清水秀行(日教組)が退任し、神保政司(電機連合会長)の新任となる。 ★記者会見で役選の伊藤委員長は芳野氏続投の理由として、春闘で2年連続の賃上げ5%台の実現や政労使会議など春闘の環境整備、16年ぶりの政労会議、ジェンダー平等の推進などをあげた。★一方、役員で3期6年は異例であり、「続投」と「退任」の理由と人選の質問には「答えられない」と発言。また政治との関係で「自民に近すぎることについての論議と推薦経過」についての質問に明言を避けた。★マスコミは早くから、芳野、松浦両氏が有力と報道し、役員交代論を含めて論議は難航し、9月16日の臨時中執までもつれこんだ。 ★これまで8代の連合役員任期のうち、5代までは2期4年で交代(初代の山岸会長は5年で退任)している★。6代目の古賀会長、7代目の神津会長から変則的となり、3期6年となり、途中で会長代行、事務局長新任などを行っていた。★会見でも「説明の乏しい人選論議経過のままでは、連合の役員任期は3期6年が通例とならないか」などの質問もだされた。 ★役選をめぐってこれまでも波乱紛糾している。2代目(1993年)は会長に3人が立候補、1994年の第4回大会は2人の事務局長選で波乱。3代目の会長選(1997年)は2人で波乱。4代目(2001年)も会長選で」選挙。5代目(2005年)も会長選で選挙となった。 ★8代目(2021年)の芳野会長の役選人事は最初から連合結成以来の難航となり、連合大会開催の10日前に決まり、会長代行に松浦、川本氏が新任しサポートした。 ★芳野会長については就任後、自民の麻生氏との会食や安倍首相の国葬に組織名で異論があるにも関わらずに参加。今年3月には20年ぶりに自民党大会に参加し軋みが聞かれた。選挙では就任直後から共産との候補者一本化に否定し、これまでの政党の戦術容認を転換。参院選ではこれまでよりも約20万票を減らし、集票力の低下を示した。「立憲・国民が大きな塊となって、政権交代可能な体制を整えたい」言っているが、両党の溝は深まり、与党少数化で野党由利の好機とされながら、進展は見られない。 ★春闘でも政府・財界が「物価を上回る賃上げ」で追い風を吹かしても、要求は物価ミニマムで満額獲得しても生活向上分もなく、実質賃金は3年近くマイナスが続いている。 ★連合は春闘でのパワー強化と組織拡大、組合活動と集票力強化など連合運動への調整・指導力の強化が問われている。(鹿田勝一)

曼珠沙華たけなわ2025/09/29 15:04

【労働フォーラム】20250928―110 曼珠沙華たけなわ

曼珠沙華たけなわ、たくましく咲く。白幡観音・坂東霊場札所11番と六地蔵。鹿田勝一)

トランプ関税と内需拡大26春闘へ2025/09/29 15:07

【労働フォーラム】20250928―109

トランプ関税と内需拡大26春闘へ

★26春闘の大きな課題となるトランプ関税と26春闘に焦点を当てた記事が連合通信(9月27日)に掲載されている。★主な産別大会の論議をまとめ、外需から内需拡大・自律型経済への転換に焦点を当てている。厳しさの予測される26春闘への先駆的な提言ともなっている★JCの金子議長の内需拡大論、★基幹労連の津村委員長の「春闘スタンスは変えない」発言、★JAMの安河内会長のベア3%(定昇込み5%)獲得、★JECの堀谷会長の「財界・政府の物価プラス1%ベア」を視野に入れた26春闘構想、★UAゼンセンの政労使春闘新システム構想など記事にしている。★これから本格化するトランプ関税下の26春闘論議への参考となろう。(鹿田勝一)