鹿田勝一 労働フォーラム　blog

【労働フォーラム】20250527―72

連合が初の地方連合合同記者会見、単組交渉支援、組織拡大など運動成果も

★連合は5月27日、連合本部で地方連合合同記者会見を開き、追い込み期の中小・地域春闘の支援を表明した。結成35年の連合でも初めて。★あいさつした芳野会長は「高水準獲得の賃上げを地方・中小への波及を」と訴えた。 ★会見には47都道府県の会長らが出席。記者の質問で、★①交渉支援については「運輸、観光関係の組合交渉に議長が出席した。中小支援の結果、大手を上回る賃上げに逆転」（富山）との報告に、参加者から「ホー」との声も聞かれた。★②春闘と組織拡大については「100人規模で組合を結成し、初めてベアを獲得した。組合をつくれば、賃上げに結びつく」（愛知）と報告した。 ★その他、「価格転嫁は進んでいるが、2次、3次、4次に連れた進んでない「（広島）、「政労使会議の共同宣言で物価上昇に負けない賃上げで一致したことが賃上げの環境整備に寄与した」（北海道）などの報告もされた。 ★連合は2004年以来21年ぶり各県の賃上げ状況を公表。定昇込みで6･71～3･82％とばらついている。５％以上が27都道府県、連合平均の5.3％以上が8都府県となっている。 ★この日、25春闘「連合アクション　全国賃上げ波及5･27街頭アピール行動」を東京駅・丸の内で行い、地方連合の議長らも参加した。（鹿田勝一）