23春闘、物価高でも異例の目減り賃金総括を、24春闘どうする2023/04/26 14:32


23春闘、物価高で異例の「目減り賃金」総括を、24春闘どうする

早くも来年の24春闘課題も論議され始めた。連合幹部や金属大手産別の会見で、記者から「23春闘の回答水準は実質賃金マイナスの不十分な結果であり、春闘68年でも物価高で目減り賃金は異例ではないか」との質問に対して、十分な総括もないまま「今年だけでなく、来年も賃上げを継続」と表明。一方、UAゼンセンやJAMは「23春闘は実質賃金マイナスであり、来年は是正が課題」との見解を表明している。なぜ日本のみが先進国でも賃金低下となり、物価高でも目減り賃金なのか。要求水準や闘い方などを含め、深堀りした総括が求められている。
24年も物価は高止まりで2%程度の上昇と予測され、脱デフレへ賃上げが重要とされている。要求を物価分プラス生活向上として、共闘強化がカギとなる。連合の調整・指導力が問われている。