連合22春闘構想、世界から遅れた賃金打開へ2021/10/24 20:59

連合22春闘構想、世界から異例の賃金停滞打開へ「4%程度」の賃上げ要求案 連合は22春闘構想として、世界から異例の日本の23年間にわたる賃金停滞の是正へ向け「すべての組合が賃上げにこだわった取り組みを強力に進める」とする22春闘基本構想を10月21日に決定した。勤労者家計は長期に低迷し、コロナ禍で非正規、女性の雇用や生活の影響が多きいと指摘。日本の賃金水準は1997年をピークに停滞を続け、その根っこには不安定雇用の増大と中間層の圧縮、貧困や格差拡大など「分配のゆがみがある」と指摘。春闘では「分配構造の転換につながり得る賃上げを実現しなければならない」と提棄。すべての組合が月齢賃金改善に取り組むことを基本に、流れを加速させる」ことを強調している。春闘の位置づけは経済・社会の活力となる「人への投資」を積極的に求める「未来づくり春闘」を展開し、国民生活に維持・改善へ構造的な問題解決へ労働組合は前に出て「けん引役」をはたす労働運動の社会的責任を果たす春闘としている。 具体的な要求案は賃上げ分2%程度と定昇相当分を含め4%程度を目安としている。個別賃金は30歳、35歳で設定。中小組合は定昇相当分4500円にベア2%分の6000円を目標に10500円以上を目安に設定している。闘争体制では、金属、化学、流通、交通m公益など5部門別共闘連絡会議の設置と闘い方についても検討課題としているのが注目される。 春闘データーも国際比較で日本の賃金停滞、中間層の減少、分配構造の歪みなどを問題を浮き彫りにしている。連合のベア獲得組合も14年の40・4%をピークに21春闘では26・8%と低下し、連合産別内でのベア獲得波及の拡大も大きな課題としている。 21春闘ではコロナ禍で要求設定が難航したが、22春闘では例年より1カ月早く提起。討議の時間を考慮しつつ、連合要求への結集を重視。賃金水準と合わせ水準の引き上げへすべての組合のベア要求と獲得にこだわりを見せ、仁平章総合政策推進局長は21春闘とは異なる22春闘構想と語った。初陣春闘の芳野会長は「男女賃金格差、非正規の処遇改善で連合は変わったと地踏み込んだ春闘」を強調。清水事務局長は「20年間日本の賃金の停滞は衝撃的だ。構成組織は検討し未来づくりの春闘」を強調した。