JAL控訴審勝利へ励ます共同集会 ― 2012/07/27 16:47
JAL控訴審勝利をめざす集会が7月26日、日比谷公会堂で800人が参加し、構成劇も上演された。控訴審では宮里日本労働弁護団会長らが「解雇権の乱用」「不当労働行為」などを究明。ILOは日本政府に解決交渉を勧告している。
内田妙子・客乗原告団長は、ILO勧告支援のITFの国際会議で連合のJAL労組が妨害にまわったが、満場一致の可決を報告しつつ、職場復帰を訴えた。山口乗員原告団長は本社前の集会がしずかに支援が広がっていることにふり、控訴審の勝利う訴えた。全労連、全労協、マスコミも参加し、支援拡大を訴えた。
客乗、乗員訴訟の原告団長を取材しながら、10年12月31日の指名解雇にいたる経過を検証していくと、「整理解雇の4要件」を形骸化させながち、法律的にも「人選基準」「解雇回避努力」「組合との協議」などをくぐりぬけ、巧みに組合をつぶしいく法律的な専門家なり、労務屋がいるのでないかとおもえてならない。組合間の女性昇格差別のすさまじさと、年齢基準に固執した組合幹部狙い撃ち解雇のどす黒い狙いを感じている。
日航の整理解雇の本当の狙いは、「整理解雇の4要件」を形骸化とあわせ、会社更生を期にたたかう組合の客乗とパイロット、機長組合の弱体化へ向けた組合の中心的役員の排除と組合つぶしにあるのではないかと思い、「最初に指名解雇ありき」ともいえよう。
控訴審では、不当労働行為で多くの裁判闘争に携わった宮里邦雄・日本労働弁護団会長や上條弁護士なども加わり、JALの組合つぶしと弱体化の究明を展開することになっている。 全労働者にかかわり、「負けられないたたかい」。高裁、日航、政府に対する国民共闘支援の拡大を原告団は訴えている。
ブラック企業大賞とシンポで企業告発 ― 2012/07/28 22:16
ユニークな第一回「ブラック企業大賞とシンポ」が 7月28日、東京で開
かれた。ブラック企業とは諸法令違反の悪質企業。10社を対象に、大賞は東電、ありえないで賞にゼンショー、市民賞ワタミ(投票20111人で1
0024人投票)のほか、業界賞、特別賞も授与された。
すかいらーくでは過労死遺族が組合に加入して解決しており、ウエザーニュスでは外国人が組合結成し解雇や仕事剥奪、ローソンでは「商品管理は徹底されているが、人間が壊れている」と告発した。
シンポでは防止へ法令強化、組合強化、市民監視など提起。今後、組合つぶし企業、政府行政のブラック化も大賞となろう。参加は約100人だが、動画放映で数万人が見ていると報告され、関心の高さを示した。
最近のコメント