過去最大17万人が反原発集会 労働界で共同2012/07/18 13:05



 過去最大の17万人が参加した反原発集会が 7月16日、東京の代々木公園で開かれた。目標の10万人を大きく上回り、猛暑を吹き飛ばす熱気があった。昨年 9月の 6万人・明治公園集会も大きく上回る規模となった。     
 これまで80年代に春闘で 8万人集会を取材したことがあるが、今回はメイン会場、第2 会場、サッカー場脇、原宿とおり、NHK前まで人ひとであふれた。官邸前の20万~15万人集会と異なり、全労連、全労協、連合系の平和フオーラムの自治労で約4000人をはじめ、日教組、私鉄、JEC連合、全自公など組合旗がなびき、多様な市民団体の旗も掲げられた。       
 呼びかけ人の鎌田慧氏は「原発ゼロにむけ政府に対して 9月頃にも大規模な反原発集会をひらく予定」と訴え、大江健三郎氏は「 700万署名を提出した翌日に原発再稼働を認めた野田政権」を批判、落合恵子氏は「原発ゼロへあきらめない」と訴えた。瀬戸内寂聴氏が車椅子で会場に姿をみせると、回りから拍手がわきあがり、「がんばって」。壇上からは「90歳だが、たくさんの人が参加すると聞いて参加した。ものをいい続けよう」と檄を飛ばし
た。                                
 民主党の野田政権は働く人が参加した過去最大の反原発集会に応える政策に転換すべきだ。