センター超え初の郵政産別統一 共同発展へ新たな動き ― 2012/07/03 17:33
労戦再編22年で初めて、ナショナルセンターの枠を超え郵政産別が7月1日に統一大会を開いた。全労連の郵産労と、全労協の郵政労働者ユニオンの統一で、組織規模は9地本2500人となる
両産別は元は総評の全逓。統一のあゆみは、2000年の郵政公社移行対置要求」を両産別で議論したのをスタートに、郵政民営化反対や非正規労働者の正規化、09年かち春闘で共同ストなど一致する要求に基づき共同行動を強化。07年に「組織統一協議会」を設置し、25回にわたる論議で共同戦線の拡大で一致した。
綱領は、郵政にはたらくすべての労働者の労働条件改善と経済的・社会的地位の向上と解放など5項目で格調は高い。郵政事業の公共性を守り、賃金体系改悪反対や非正規の正規化、脱原発、TPP、沖縄、平和などでも一致している。
大会では広岡新委員長が「歴史的な結成大会」を評価し、松岡副委員長はナショナルセンターを超えた産別結集は日本労働運動の偉大な実験」と強調した。記者会見でも、新たな産別統一がナショナルセンターレベルへの共同前進の波及に意欲を示した。全労連と全労協はJAL闘争、反原発闘争で共同し、メーデーではメッセージ交換をしている。
来賓でも全労連の大黒議長が「違いを超えた統一の発展を」と述べ、全労協の金澤議長が「日本労働運動の新たな出発点としてすべての労働者の権利向上へ闘いをとうして労働運動を再生させよ」と訴えた。
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