電機連合ベア要求2000円、賃金と処遇合わせる方向 ― 2021/01/30 13:55

電機連合の神保委員長は1月29日に中央委員会後1日遅れのオンライン会見を行い、「7年間続いている賃上げの流れを断ち切らない。交渉の真価が問われ、賃金のみならず、多様な処遇改善を目指す」と語った。コロナ禍でベア要求は昨年より1000円低い2000円。テレワーク対応費なども各組合の労使協議としている。
質問で「人への投資の柔軟性」について、21春闘も昨年を踏まえ、ベアと働き方改革・人材投資を合わせた対応を認め、視野に入れて適用するとの見解を示した。昨年は初めて妥結基準1000円以上としたが、ベア500円と年金負担、福祉などの合算も容認され、産別統一闘争58年で実質分散した。電機の生活実態調査では、賃金減っだ14・3%、賃上げ評価不十分25・2%、他金属産別との賃金水準比較で低下などの課題を残している。
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