改憲手続き法案は欠陥法・国会でハンスト市民も2007/03/26 11:27

国会前でハンストを行う市民グループ

改憲手続き法案は国会議席数による憲法審査会を設置する法案であり、結果として自民党新憲法草案の9条改憲による軍隊の保持と戦争国家づくりや国民の自由と権利を制限するものとなり、立法構造からみても問題がある。単なる国民投票の手続き法ではなく、問題の法案だ。
 まして与党単独の強行採決は主権者の国民を軽視した暴挙である。
 連合の高木会長は民主党が与党案に反対していることを了として対応すると、記者会見で私の質問に答えた。全ろうれんは廃案を掲げて集会を開いている。
 国会前でハンストを行う65際の男性は「戦争と民主主義の危機を感じ、座視できない」と、水と塩を前にして語る。
 憲法は世界の歴史発展を承継した宝であり,2000万の戦死者の反省を踏まえた宣言である。世論も拙速な改憲を望んでない。憲法の改正権は国民にあり、国民を軽視した欠陥法の廃案と強行採決反対の国民運動がもとめられる。「孫に9条を残し、戦場にいかせない」との声も聞いた。