日産ゴーン所得隠し疑惑批判と解雇解決銀座行動2018/12/08 16:10

日産のカルロス・ゴーン前会長の所得隠し疑惑逮捕に関連して、全労連やJMITU、神奈川労連などが抗議と非正規切り解決の行動を展開している。 ゴーン容疑者は09年、グループ全体で2万5000人の人員削減を発表し、期間工・派遣労働者8000人を解雇・雇い止めにしたほか、日産村山工場の閉鎖、関連下請け切り捨てなどを強行した。JMITUに5人が加盟し10年にわたる「非正規切り」争議を闘っている。 全労連の小田川議長は「日本の大企業と大企業本位の政治の劣化とゆがみの現われだ」と厳しく批判した。JMITUも「社会的責任を問う闘い」を呼びかけ、「非正規切り争議をただちに解決し、労働者犠牲の経営を改めよ」と訴える声明を発表。12月6日に東京銀座の日産ギャラリー前で全労連などと争議支援総行動を展開し、約100人が参加。「日産は違法行為を止めろ!」「労働委員会の救済命令を守れ!」などシュプレヒコールをあげた。神奈川労連も日産本社前で争議の全面解決を求めて大企業攻めの抗議行動を展開。無言の連合系組合との違いを見せている。