高齢者虐待防止で組合員アンケート2016/09/02 16:32


 UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU6・5万人)は8月4日、高齢者虐待防止に関する組合員アンケート調査を発表した。神奈川県相模原市の障害者施設の殺傷事件に社会的な関心が集まるなか、働く現場の実情や意識を調べようと6月下旬~7月初旬にかけて実施し、組合員348人の回答を集計した。
 それによると、虐待が起きる原因(複数回答)では、「人材不足」(42・8%)、「仕事上でのストレス」(48・9%)、「業務負担が多い」(54・3%)などが上位を占めている。自由記述欄には「報道される事件はおそらく氷山の一角」「国が本気で介護報酬の改善に取り組まなければ、大幅な改善は難しい」など現場は切実だ。

 同労組は今年3月に実施した就業意識実態調査(組合員2940人)も発表した。3~4割超が「職を離れたい」と回答し、「賃金・一時金が少ない」が最大の要因。組合は「虐待撲滅は極めて重要な課題」とし、介護施設の就業環境や処遇改善を強める方針だ。

残業規制で検討会2016/09/15 16:50


厚労省の残業上限規制の検討会が9月9日から始まった。1日8時間、週40時間だが、36協定で延長でき、特別条項で青天井となる。上限規制で効果は。日本的雇用システムに関連、多様な職種、業種があり一律規制は困難、インタバル休憩と上限規制、規制すればサービス残業が増えるのではなどで意見交換。4野党はインタバル休憩、年360時間規制で合意。

戦争法1年 廃止へ国会23000人集会2016/09/20 16:31


戦争法1年の9月19日、雨のなか、国会正門前で法制廃止の23000人の集会が開かれた。民進の岡田氏は「野党一本化」、共産党の志位氏は「衆院でもより野党共闘」、社民、生活の党も共闘を呼びかけた。主催の総がかりの全労連系の小田川氏、平和フォーラム系の福山氏、学者の高田氏らも共闘強化を訴えた。組合参加が目立った。